ジムニーは3つのグレードを展開。グレードごとの違いや魅力を紹介【購入ガイド】
掲載 carview! 4
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ジムニーは初代モデルが誕生して50年以上が経過します。現行モデルも高い人気がありますが、グレード選びに迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、現在ラインナップされているジムニーのグレードについて解説します。グレードごとの違いや魅力を把握することで、自分に合ったグレード選びができるでしょう。
現在、新車購入可能なジムニーには3つのグレードが展開されています。ジムニーを初代モデルから知っている方もいるかもしれませんが、現行モデルとなっても「ジムニーらしさ」は残っています。ここでは3つのグレードについて見ていきましょう。
ジムニーの現行モデルは4代目にあたり、2018年から販売されています。1970年販売の初代ジムニーからモデルチェンジを重ねるごとに走行性能がアップされており、高い走破性は進化を続けています。
ラダーフレーム構造や4WD方式も変わらずに受け継がれているもののひとつです。そのため、ジムニーはグレードにかかわらず、オフロード走行に優れています。
ジムニーのグレードはエントリーモデルの「XG」、機能性がアップした中間グレードの「XL」、ハイエンドモデルの「XC」の3つです。それぞれのグレードには5速MTと4速ATがあり、すべてパートタイム4WDを採用しています。
なお、各グレードでエンジン・ボディサイズ・サスペンション・燃費などに違いはありません。安全性能・快適装備・内外装の装備・シート・ホイールなどに差があります。
まずは、エントリーグレードのXGについて紹介します。XGはボディカラーのバリエーションや装備品を最小限に抑えたモデルです。できる限り購入費用を抑えて新車のジムニーが欲しい方に向いています。
XGのインテリアの特徴は、あらゆる箇所を簡素化している点です。例えば、エアコンの吹き出し温度・風量の調整・吹き出し口の切り替えなどは、ダイヤル操作で行うマニュアルエアコンを採用しています。オートエアコンのようなセンサーやコントロールユニットがなく、レトロな雰囲気を醸し出しています。
シート素材はファブリックで、リアシートにはヘッドレストが備わっていません。それほど徹底して簡素化されているのがXGの特徴です。
XGには4つのボディカラーがあります。
・ブルーイッシュブラックパール
・ジャングルグリーン
・シルキーシルバーメタリック
・ホワイト
※2022年9月時点
ジャングルグリーンは、山や草木になじむような自然な色合いが特徴です。アウトドアに出掛けたくなるような雰囲気があります。シルキーシルバーメタリックは、ジムニーの直線的なボディラインを強調させ、なおかつタフな印象です。定番カラーのホワイトやブラックもラインナップしています。
XGのワンランク上のグレードがXLです。快適な装備品や使い勝手の良さが向上しています。ボディカラーのバリエーションも増えるため、自分のお気に入りが見付かるかもしれません。
運転席と助手席には、シートヒーターが標準装備されています。寒い日の運転だけではなく、夏場のエアコンによる冷え過ぎ予防などにも役立つ機能です。エアコンはXL以上のグレードからフルオートエアコンになります。
リアシートは左右独立してリクライニングが可能です。12段階のリクライニングができるため、ロングドライブでも快適に過ごしやすくなります。
XLのボディカラーは8つのバリエーションがあります。XGの4色に加えて、さらに以下の4色が選択可能です。
・キネティックイエロー
・シフォンアイボリーメタリック
・ブリスクブルーメタリック
・ミディアムグレー
※2022年9月時点
XCはジムニーの中でもっとも装備が充実したハイエンドモデルです。軽自動車とは思えない上質な内装や、高い機能性を兼ね備えています。ボディカラーには2トーンルーフが加わり、より多くの選択肢からお気に入りを探すことが可能です。
XCには「ルーズコントロールシステム」が備わっています。45~100km/hの設定された速度域で一定速度を維持する機能です。アクセルペダルを踏み続ける必要がなくなり、高速道路走行時の疲労軽減に効果があります。
ヘッドランプウォッシャーもXC専用の装備のひとつで、ヘッドライトの泥汚れや雪を洗い流して視認性を確保します。
XCの特徴のひとつにステアリングホイールがあります。XGとXLにはウレタンが使用されていますが、XCには本革が採用されています。上質でしっとりとした触り心地は本革ならではの魅力です。
さらにステアリングホイールにオーディオスイッチが備わっており、運転中に視線をそらすことなくオーディオを操作できます。
XCのボディカラーは12種類のバリエーションがあります。XLの8色に加えて、さらに以下の4色の2トーンルーフが選択可能です。
・キネティックイエロー × ブラック2トーンルーフ
・シフォンアイボリーメタリック × ブラック2トーンルーフ
・ブリスクブルーメタリック × ブラック2トーンルーフ
・キネティックイエロー × ブラックトップ2トーン
※2022年9月時点
ここからは、ジムニーの全グレードに共通する魅力を紹介します。荷室スペース・安全性能・走行性能の3点を詳しく見ていきましょう。
XGの荷室容量は377L、XC・XLの荷室容量は352Lです。荷室開口部は大きく確保されているため、大きな荷物も楽に積み降ろしできます。リアクォータートリムの張り出しも小さく、長さ1,300mm未満のゴルフバッグでも横積みが可能です。
なお、XCとXLには防汚タイプのラゲッジフロアが採用されており、汚れた靴や荷物でも気にせずに積み込めます。
ジムニーにはスズキ独自の安全技術が搭載されています。万が一のときにドライバーの安全を確保する「スズキ セーフティ サポート」は高い定評があり、以下7つの予防安全技術を備えています。
・デュアルセンサーブレーキサポート
・車線逸脱警報機能
・標識認識機能
・ハイビームアシスト
・誤発進抑制機能
・ふらつき警報機能
・先行車発進お知らせ機能
デュアルセンサーブレーキサポートとは、カメラとレーザーレーダーが前方の車や歩行者を検知し、衝突回避・被害軽減を図る機能です。
標識認識機能は走行中にカメラで認識した標識をメーター内に表示させ、ドライバーに注意を促します。初めて走行する道や複雑な道路など、慣れていない場所での標識の見落としを防ぐ効果があります。
ジムニーには舗装されていないオフロードや、険しい道を走行する際に便利な装備が備わっています。例えば、ヒルホールドコントロールやヒルディセントコントロールです。
ヒルホールドコントロール機能がONになっていると、坂道の途中から発進する際に最長約2秒間ブレーキを作動させます。ブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替えの際に、車が後退するのを防ぐ機能です。
ヒルディセントコントロールを作動させると、急な下り坂を走行する際に自動でブレーキを制御し車速を抑えます。ステアリング操作に集中できるため、安全運転にもつながります。
ここからは、ジムニーのグレードごとの評判や新車価格・中古車相場を紹介します。評判は車のSNSサイト「みんカラ」に投稿されている内容です。グレードごとのオーナーレビューをチェックしてみましょう。
ジムニーのグレード別の新車価格は以下の通りです。
4WD・5MT | 4WD・4AT | |
---|---|---|
XG | 155万400円 | 165万4,400円 |
XL | 168万1,900円 | 178万900円 |
XC | 180万4,000円 | 190万3,000円 |
※税込価格
※2022年9月時点
AT車のほうが約10万円高くなります。加えてボディカラーはピュアホワイトパール塗装車が+2万2,000円(税込)、ブラック2トーンルーフ仕様車は+4万4,000円(税込)、ブラックトップ2トーン仕様車は+6万6,000円(税込)です。
※2022年9月時点
みんカラの口コミには『自分好みのカスタムが出来るので楽しめ、整備も自分で出来る。走るのが楽しめるクルマです。』や『いろいろなアフターパーツが出ていて、それを選ぶのも楽しいです。』といった内容が投稿されています。
エントリーグレードを選んで購入価格を抑え、個性的なカスタマイズを楽しむユーザーも少なくありません。特にジムニーはアフターパーツが豊富なため、自分だけの一台を作りたい方にもおすすめです。
みんカラには『街乗りで普通に使える利便性を備えつつ、個性を求めるならこれ以上ないクルマではないでしょうか。』や『普通の乗用車には無い悪路走行性能、かと言って舗装路でも歴代のジムニーと比べたら乗用車感が増した感じと言えば良いでしょうか。』といった口コミがあります。
エントリーグレードのXGに比べて快適性が増していることから、普段使いするユーザーから高い評価が得られています。
みんカラの口コミには『軽自動車でこの性能はすごいです』や『さすがのターボ車。ハスラーで唸ってた上り坂は難なくクリア(感動)乗り心地~運転中など普通車に思えます。』といった投稿があります。
スズキにはジムニーのような丸いヘッドライトが特徴の「ハスラー」があります。ハスラーにも一部ターボモデルはありますが、ジムニーはすべてのグレードでターボエンジンを搭載しています。XCは前述した本革ステアリングホイールなどと相まって、乗用車のような乗り心地が味わえます。
現在、ジムニーのグレード構成はマニュアルエアコンなど装備を簡素化させたXG、快適性をアップしたXL、上質な内装が魅力のXCの3つがあります。どのグレードを選んでも基本スペック・ボディサイズ・燃費は変わりませんが、安全装備・快適装備・内外装の装備・シート・ホイールなどに違いがあります。
駆動形式は5速MTと4速ATがあるため、自身のライフスタイルに合わせて選択することがポイントです。依然として新車納期は長い傾向ですが、待ってでも乗りたくなる車がジムニーとも言えるでしょう。
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