納税産業じゃなく戦略産業である! 豊田章男会長の会見に自動車産業の雄叫びを見た
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ
「まだまだ全然足りない!」
小沢はしっかとその気持ちを理解し、受け止めたつもりですよ勝手に(笑)。それは年末に行われた自工会の豊田章男会長による12月度定例記者会見でのこと。
例の史上初の約1300億円とも言われる自動車減税プランと、検討中とも言われる距離別自動車関連税の導入が報道された後だけに、マスコミがわんさか押し寄せましたが、まずは「自動車税に(対し)歴史上初めて恒久減税の決断を頂いたこと。お骨折り頂いた方々に感謝を申し上げたい」と減税プランを大きく評価。しかしその後こうも続けたのです。
「ただ今回全部で1300億円の減税額が高いのか低いのかと言うことでいきますと。言わば国税地方税の全収入は約102兆円。そのうち車体課税関連は8兆円とよく言われますが、企業とか就業者とかユーザー様がどのくらい税収に貢献しているかと言いますとざっと15兆円ぐらい。15兆円の中の1300億円。仮に満額が達成できたとしても1%ちょっとの金額でございます」。
1300億円は一見結構な減税額にも見えますが、8兆円の自動車関連税収の中ではたったの1.6%、関連労働者の全税収を合わせた15兆円の中でみると1%以下という少なさ。ぶっちゃけ「全然足りない」のであります。
さらにいうと1300億円の減税ってのは、来年の消費税導入と同時に始まる減税初年度には全く達成できません。新減税が適用されるのは来年10月以降に登録されるクルマ「のみ」。現行我々が持ってるクルマには適用されないのです。専門家の試算によれば、減税1300億円は「およそ13年後」に実現されるもの。当分は数10億もしくは数100億円程度の減税に過ぎません。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
新車『GRカローラ』で2年連続のD1王者へ!Team TOYO TIRES DRIFTに松山北斗が加わる…モーターファンフェスタ2024
【トライアンフ】スピードトリプル RS/RR のリコールを発表
個性派ブランドの小型EV 韓国キア、最小モデル「EV3」間もなく発表 大胆デザインで差別化
日産「快速ハッチバック」なぜ人気?「パワフル&高級感アリ」で上位モデルからの乗り換え多発!? 「ノート」の魅力とは
直6ツインターボで449馬力 高級オープンモデル、メルセデスAMG「CLE 53カブリオレ」初公開
ダイハツ「ハイゼット」の面影ゼロ! フォード「エコノライン」顔した「ファニーライダー」のキット構成とは
マツダ、2024年3月期の業績予想を上方修正 円安で大幅増益
トヨタ、“若者離れ”に窮余の一策、全職種で65歳以上も再雇用[新聞ウォッチ]
クルマ同様「慣らし運転」って必要?憧れのバイクを購入した際の注意ポイントとは
「洗車したいのに…」 なぜ洗車機NG? ミニバンはとくに注意!? 車名が名指しの場合も! “洗えないクルマ”の条件とは
ランドローバー・ディフェンダーの新たなフラッグシップモデル「オクタ」が本年7月3日にワールドプレミア
万全の準備で母国レースに! フェラーリ、今季初の大型アップデート版マシンをフィオラノでシェイクダウンへ
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介