究極のオープンスポーツ、マクラーレン650Sスパイダー
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
2月に行われたJAIA輸入車試乗会2015で、日本では昨年4月に発表されたマクラーレン650Sスパイダーに試乗する機会を得た。MP4-12Cの進化版とも言える650Sクーペのオープンモデルで、開閉に要する時間は17秒、30km/h以下なら走行中でも動作可能なリトラクタブル・ハード・トップを装備する。
エンジンはMP4-12Cに搭載されるM838Tの改良型となる3.8L V8ツインターボ(最高出力650ps/最大トルク678Nm)を搭載。ピストンとシリンダーヘッドなど約10%を新たに設計し、冷却系統の強化などでパワーアップを図り、0-100km/h加速はクーペと同じ3秒、最高速度は329km/h(クーペは333km/h)に達する。
MP4-12Cよりもフロントスプリングを22%、リアは37%強化し、さらに新設計のダンパーを採用することによりキャビンに伝わる衝撃の遮断性能を向上。乗り心地とハンドリングのモードを、ノーマル、スポーツ、トラックの3つから選択できるマクラーレン独自のサスペンションシステム「プロアクティブ・シャシー・コントロール(PCC)」にも改良が加えられ、車両の動きをより正確にコントロールすることで「ドライバーとの一体感」を高める味付けがなされているという。価格は3400万円。
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