サーキットで最高のパフォーマンスを発揮するマクラーレン・セナの詳細が明らかに
掲載 更新 carview! 写真:マクラーレン・オートモーティブ
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伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナの名を冠した究極のモデル「マクラーレン・セナ」の全貌が明らかになった。マクラーレンは3月6日に予定しているジュネーブモーターショーでのワールドプレミアに先駆け、セナのスペックや性能データを含む詳細を明らかにした。
セナは2017年12月にその登場が予告され、その時点でマクラーレン史上最も高性能なロードカーとなることが明らかにされていた。エンジンは最高出力800ps/7250rpm、最大トルク800Nm/5500-6700rpmを発揮し、0-100km/h加速を2.8秒でこなす。ちなみにこの加速タイムはP1と同値だが、P1がモーターによるアシストにより最高出力が916psを得ているのに対し、セナは4リッターV8ツインターボの内燃エンジンのみでP1と同じ0-100km/hおよび0-200km/h(6.8秒)加速タイムを実現している。
なお、停止状態から1/4マイル(402m)に至るまでの時間は9.9秒、最高速度は340km/hと公表されている。サーキットでのダウンフォースは800kgに達するとのことだ。
マクラーレンがいうところ「セナは公道走行も可能だが、サーキットで最高のパフォーマンスを発揮する」ことを追求したクルマ。車重はマクラーレンF1以来、最軽量となる1198kgに抑えられ(P1は1395kg)、パワーウエイトレシオは1.49kg/psを誇る。
コクピットは、ドライブ、ニュートラル、リバースを選択するモジュールがインパネではなく、ドライバーシートに固定されているのが珍しい。その結果、モジュールはドライバーシートとともに移動し、制御部分が常に手の近くにくるようになっている。またドアのリリースメカやウインドウ開閉スイッチがルーフ中央部分のパネルに取り付けられているのもユニークなポイントだ。
またカスタマイズの幅が広く、ボディカラーは追加料金なしで18色から選ぶことができる。さらに16のカラーを有償オプションとして選ぶこともできる。
セナの総生産台数は500台で、2017年12月の発表時点でオーナーはすべて決まっていた。価格は67万5000ポンド(約1億7600万円)。ちなみに最後の1台はマクラーレンのカスタマー向けのイベントでオークションにかけられ、その200万ポンド(2億9900万円)の落札額は、支援を必要としているブラジルの200万人の子供や若者に教育を提供している非営利団体アイルトン・セナ財団に寄付されることが発表された。
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