デトロイトショーまとめ 注目モデルを一挙解説
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:Kimura Office
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お膝元のアメリカ車メーカーは、ここぞとばかりに注目のモデルを投入してきた。GMからは「シボレー・コルベット」、「GMCキャニオン(コロラド姉妹車)」、「キャデラックATSクーペ」と華のあるモデルが登場した。
なかでも注目は、新型Z06となったコルベットに「Z07パッケージ」なる高性能化オプションが用意されることと、デイトナやル・マンなどの耐久レースに参戦予定の「コルベットC7.R」の発表だ。Jim Meroのドライブにてニュルブルクリンクで7分19秒63のラップタイムを刻んだ「ZR1」のノウハウを活かして、エアロパーツの装着により空力性能の向上とダウンフォースを高めることに成功したという。ブレンボ製カーボンセラミックの大径ブレーキローターとミシュラン「パイロットスーパースポーツカップ」で足元を強化される。
フォードからは、ブランニューとなる「F150」が発表された。フルサイズのピックアップトラックという市場は日本ではほとんどないため、ピンとこないかもしれないが、アメリカではなんと30年以上(!)もベストセラーの座を守り続けている。
一番の驚きは、300kg以上もの軽量化を図ったことだ。フレームに高張力鋼板を、ボディ外板にアルミ素材を多用し、搭載されるエンジンにもトピックスがある。軽量化による効能は、走行性能、燃費性能、牽引力など幅広く効いてくる。2009年のデビュー以来、5機種までラインナップを広げてきたエコブースト・エンジンだが、今回、「F-150」に新しい2.7LV6エコブーストユニットを搭載してきた。先代に搭載された3.5LV6エコブースト同様、低回転域からトルクを発揮できるように設計したという。伝説の6.7Lエンジンのシリンダーブロックと同じ鋳鉄素材を使うことで強度を高めるなど、耐久性をアピールする。アイドリング・ストップ・スタート機構も搭載し、燃費性能の追求にも余念がない。
12月に新型がデビューし、今年で50周年を迎える「マスタング」もデトロイトショーに華を添えた一台。昨年の発表で、2.3L直4のエコブースト・ユニットを搭載してきたのもひとつの話題だ。「同じサイズのNAエンジンと比べると、得られる出力は50%も増します。排気量が下がれば、燃費性能は向上します。加えて、幅広い領域で最大トルクを発揮し、街乗りからスポーティな走りまでフレキシブルに対応できます」と、開発担当者は言う。
相変わらずの人気を誇る5LV8エンジンは、吸気系を見直すことにより、環境性能を向上させている。64年の初代発売から50周年ということもあって、62年に発表されてマスタングの原型となったコンセプトカー「1コンセプト」の展示もあった。リトラクタブルライトを持つ2ドア・ボディのミドに1.5Lの小さなエンジンを搭載したスポーティなモデルだったことが印象的だった。この日、マスタングには「EyesON Design Awards」によって、最優秀デザイン賞が授与された。
【動画】シボレー コルベットZ06&C7.R
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