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ル・マン現地レポ第4弾 予選を制したのは…

■予選2回目もまたもや赤旗中断

朝から快晴に恵まれ好タイムの期待が掛かったサルトサーキットだったが予選開始30分前から急に大粒の雨に見舞われ路面はウエット。雨はすぐにやんだものの、全車ウエットタイヤでの走行となった。

このコンディションでは昨日のタイムを上回ることは不可能で、上位クラスのマシンはほとんどがピットガレージにマシンを入れてしまう。ただ、雨はやみLMGTE-amクラスのマシンが走行しているため路面の状況はよくなってきた。

昨日タイムを出すことができず、セットアップも進んでいないトヨタ8号車がコースイン、とりあえず5位を目指し走行を開始。路面状況がほぼドライとなった午後8時過ぎにトヨタ7号車、アウディの3台もコースイン。しかしまたもや大粒の雨がサーキットを襲う。雨は特に第2シケインからアルナージュにかけて強く降っていた。

そんな中インディアナポリスの手前で大クラッシュがあり、赤旗中断でセッションは40分近く残して終了した。

■結局アウディのTOP3は変わらず

昨日赤旗により走行時間を大幅に失ったため、急遽最終セッションを30分前倒して夜9時30分開始となった。最終セッションとあって全車一斉にコースインでタイムアタックを開始。路面はレコードラインがかろうじて乾いている程度で、ところどころ水溜りも残りインターミディエートでのアタックである。

各チームドライタイヤで本格的なアタックを開始したのは、日没後、10時を過ぎたころだった。トヨタ7号車の中嶋一貴がそのセッション最速をマークすると一気に予選はヒートアップ。上位3台のアウディもタイムアタックを開始したが、その矢先に第1シケインでまたしても事故が発生して赤旗中断となった。

残り約1時間で再開されたものの、30分もすると第2シケインでまたもや事故が発生し赤旗中断。それでも最後の20分ほどは路面状況もよく、3号車アウディと8号車トヨタが前日のタイムを更新しそれぞれ2位、4位へとポジションアップを果たした。結局最初の予選タイムのままポールポジションは2号車アウディ(トム・クリステンセン/ロイック・デュバル/アラン・マクニッシュ組)が獲得している。

■LMP1クラスの主なリザルトは下記。

1:アウディ2号車 3:22.349
2:アウディ1号車 3:23.696  +1.347
3:アウディ3号車 3:24.341  +1.992
4:トヨタ8号車  3:26.654  +4.305
5:トヨタ7号車  3:26.676  +4.327

※このページの写真
2回目の予選スタート、雨は上がったが路面は完全ウエット

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