ホンダがV字回復、VWは年間新記録達成へ
掲載 更新 carview!
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軽を除いた登録車新車販売で、海外メーカー製輸入車シェアが8.7%と11月単月の過去最高を記録し、1~11月累計では8.3%と過去最高だった12年に並ぶなど、好調が続く輸入車市場。なかでも13年連続年間輸入車販売ランキングトップを続けているVWが、11月末時点で昨年の年間実績を上回るなど、波に乗っている。
11月は前年同月比41.8%増となる6499台で、11月としては過去最高。1~11月累計では前年同期比17.7%増の5万9551台で、12年の年間実績5万6188台を超えた。これまで2001年の6万1213台が年間記録だけに、12月が前年と同じ5571台だったとしても新記録達成は間違いない。車名別では、輸入車として初の日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた「ゴルフ」は、デビュー以来過去最高となる2418台で、VWブランドを牽引。発売から1年が経った「up!」も前年同月を上回り、販売台数の2割を占めるなど健在だ。
VWは世界市場でも好調で、1~11月累計ではアウディやセアト、シュコダなどを含むグループ全体で前年同期比4.7%増の868万台(VWブランド単体では同3.4%増の540万台)を記録。なかでも中国市場での人気が高く、同16.7%増の296万台、北米市場でも7.8%増の80万7800台と好調を維持している。
昨年、初の900万台超となる907万台で、トヨタ、GM(ゼネラルモーターズ)に次いで、年間ランキング3位となったVWだが、9月末時点ではトヨタグループ(ダイハツ、日野含む)741万2000台、GM725万1000台、VW703万台で、依然として3位だが、昨年トヨタグループに約70万台の差をつけられていただけに、その差は確実に縮まっているといえそうだ。
年末から来春にかけても日本市場に「ゴルフヴァリアント」やスポーティモデルの「ゴルフR」などを投入予定で、さらには電気自動車の「e-up!」やプラグインハイブリッドの「ツインup!」なども控えている。これまで日本車が得意としていた分野にも踏み込んでくるだけに、今後のVWの動向から目が離せそうにない。
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