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もう日本車に品質面での優位性はない!? 米国の調査データから見えたこと

もう日本車に品質面での優位性はない!? 米国の調査データから見えたこと

写真:トヨタ自動車

品質が売りの日本車にとっては厳しい時代に

その一方で、この種の調査を毎年ウォッチしてきた僕としては、米国車や欧州車の品質が大きく向上し、相対的に日本車の優位性が薄まってきていることを認めざるを得ない。事実、業界平均を上回った17ブランドのうち日本車はレクサス、トヨタ、ホンダのわずか3ブランドで、米国車は5ブランド、欧州車が7ブランド、韓国車が2ブランドとなった。

70年代以降、燃費と品質のよさを武器に米国市場を席巻した日本車。それに対し、米国メーカーや欧州メーカーは品質向上にそれほど真剣に取り組んでこなかった。しかし90年代に入ると品質の重要性にようやく気付き、日本流の「カイゼン」を採り入れるなどしてきた。その結果がようやく数字に表れてきたと考えていいだろう。

とはいえ、業界平均以下となったメーカーにしても、決して目を覆いたくなるような結果にはなっていない。298件でダントツの最下位になったフィアットを除けば、さしたる違いはない。むしろ上位と下位の差は年々縮まってきているほどだ。クルマ全体の品質が向上するのはユーザーにとって歓迎すべきことだが、それを売りにしてきた日本車にとっては厳しい時代になってきたと言えるのかもしれない。

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