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カローラがプリウスを逆転! VWとメルセデスの首位争いは?【マーケット概況】

カローラがプリウスを抜く

5月の乗用車ランキング(軽乗用車含む)は、「トヨタ アクア」が2ヶ月連続で首位をキープ。前年比18.9%増と4月に続いて好調な販売を維持し、首位奪還を狙う2位の「ホンダ N-BOX」を押さえ込んだ。N-BOXは、総合トップの座こそ譲ったものの、4カ月連続で軽ナンバーワンとなり、その座を固めにかかっている。

「日産 デイズ」も軽の首位を狙える位置にいる。エマージェンシーブレーキの安全性を強みに販売台数を伸ばすも、販売台数はN-BOXに一歩届かず軽のなかで2位、総合では3位に。それに続くのは、「トヨタ カローラ」。先月の12位から「プリウス」をも抜いて4位にまでジャンプアップ。スタイリングを一新し、安全パッケージ「トヨタ セーフティ センス」を身につけたビッグマイナーチェンジが顧客の心を掴んだようだ。

5位の「プリウス」は、次期モデルを期待する声も出始めてきたが、それでも前年比1割減のコンスタントな販売を維持するあたりは、さすが老舗ハイブリッド。徐々に台数を減らしているハッチバックの分をプリウスαが補っており、プリウスとプリウスαの販売比率は57:43と後者の貢献度が大きくなっている。

6位から11位まではスズキとダイハツの軽自動車が埋め尽くした。6位「ダイハツ タント」は前年比53.4%減と、販売上位のなかでは前年からの落ち込みがもっとも大きいが、それでもこの順位に踏みとどまってしまうあたりは、さすが去年のベストセラー軽。そのタントに続いたのは、ライバル車の「スズキ スペーシア」。前年比3.8%増と勢いを付けている。

8位「スズキ アルト」、9位「スズキ ワゴンR」、10位「ダイハツ ムーヴ」、11位「スズキ ハスラー」の4台は、台数差が164台しかなく、いつ順位が入れ替わってもおかしくない状況だ。

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