三菱デリカシリーズの末弟、「D:2」が登場!
掲載 更新 carview! 写真:編集部
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三菱から新型コンパクトミニバン『デリカD:2』が発表された。デリカD:2はスズキ・ソリオのOEM車だが、三菱にとっては昨年2月にデビューした「RVR」以来の新型車であり、また「デリカ」という名前が与えられたことからも、「D:2」にかける意気込みや期待が伝わってくる。
デリカファンやオーナーならずとも、そのネーミングには驚いたのではないだろうか。新型車はまずマーケットに車名を浸透させることが重要になるが、その意味でいうとデリカD:2はデビュー直後からロケットスタートを決めたと言ってもいい。
三菱は“デリカシリーズ”を三菱ミニバンの総称とし、今回のD:2を同シリーズのエントリー、お馴染みのD:5をフラッグシップと位置づけている。「2」「5」という数字は、ボディサイズや排気量によって5つに分けたカテゴリーを下から数えたもの。これによってD:5の「5」は、“5世代目”と“5番目のモデル”という二つの意味を持つことになる。ちなみにデリカとは“デリバリーカー”の略だ。
こうなってくると気になるのは、空き番号である「1」「3」「4」の存在。発表会の席では明言されなかったものの、将来的には「D:3」や「D:4」と名付けられた新型ミニバンが登場する可能性も大いにありそうだ。
三菱のスリーダイヤと「D:2」バッチが、ボディ前後で燦然と輝くデリカD:2。全長3710mm×全幅1620mm×全高1765mmのボディは、誰にとっても取り回しのしやすいコンパクトサイズだが、室内高は1345mmで、これは兄貴分であるD:5の1310mmをも上回る。
その室内高と2130mmの室内長による室内の広さは、もちろんクラストップレベルでゆとり十分。前後左右への自在なウォークスルー、165mmの左右独立スライド&ワンタッチで前倒しできるリアシート、豊富な収納スペースなど、“使える”ユーティリティも自慢だ。
パワートレーンは、可変バルブタイミング機構付きの1.2リッターエンジンとCVTの組み合わせ(91ps/118Nm)。1000kg~1090kgという軽量ボディも相まって、20.0km/L~22.5km/L(2WD車)というクラストップレベルの燃費性能をマークする。また全車が75%のエコカー減税に適合する。
価格はキーレスシステムやイモビライザーなども奢られた「G」が139万3000円(2WD)、Gにオートエアコンやアルミホイールなどを追加した「X」が154万2000円(2WD)・166万5000円(4WD)、Xに両側スライドドアやディスチャージヘッドライトなどを追加した「S」が165万6000円(2WD)・177万9000円(4WD)。
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