止まらない快進撃、新型インサイトに試乗!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸、ホンダ技研工業
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸、ホンダ技研工業
ただ、それでもプリウスの35.5km/Lには及ばないのが実際。でも、それでいい、とホンダは考えた。なぜなら例え5.5km/Lの差があっても、より多くのインサイトが走れば、社会に広く貢献するからだ。例えば現在、燃費10km/Lのクルマが10万台走っているとしよう。その内の5万台を燃費30km/Lのインサイトに代替すると、10km/Lのクルマが5万台、30km/Lのインサイトが5万台で、10万台の平均燃費は20km/Lになる。まったく同様に現行プリウスで計算すると、10万台の平均燃費は22.75km/L。38.0km/Lと噂される新型プリウスなら、24.0km/Lとさらに良くなる。
では同じ10万台の平均燃費で、インサイトがプリウスに追いつくには? 10万台のうち6万台をインサイトに代替えればいい。すると平均燃費は22.0km/Lとなり、プリウスが5万台売れて社会に貢献するのと同等になる(あくまでも計算上の話だが…)。そう、インサイトはプリウスより多くの台数を世に送り出せれば、1台当たりで5.5km/Lの燃費差があっても、同等に社会に貢献できる。逆に言うとインサイトには、プリウスより多くが世に出るべき使命があるわけだ。
では、プリウスより多くのインサイトが世の中に送り出される条件は? そう、ここで「低価格で提供される」=189万円からの価格設定が効いてくるわけだ。現行プリウスの最廉価版は233.1万円で、インサイトとの価格差は44.1万円。また新型プリウスはさらに価格が上がるといわれ、インサイトとの差額は増す。となると、自動車は価格が安い方が多く世に出る理論が絶対なわけで、社会への貢献度も高まる、という理屈。だからこそトヨタも新型プリウス登場後も現行プリウスを並売し、低価格で多くの人に提供できるインサイトを阻止する、という話になるわけだ。
(近日アップ予定の後編へ続く…)
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