新型バレーノが登場。超軽量ボディや“ブースタージェット”エンジンに注目
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸、スズキ株式会社
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3月9日、スズキの新型コンパクトハッチ「バレーノ」が発売された。昨年の東京モーターショーで披露された同モデルは、インドを起点としたグローバルコンパクト。Bセグメントながらも軽自動車並みの超軽量ボディを実現し、エンジンは1.0L直3・直噴ターボと1.2L直4・自然吸気(NA)の2種類を設定している。
価格はターボ車の「XT」が161万7840円、NA車の「XG」が141万4800万円。なお、NA車は本日から、ターボ車は5月13日の発売が予定されている。
イタリア語で「閃光」を意味する「バレーノ」は、コンパクトカー市場においてキラリと光る存在になってほしいというスズキの願いが込められたモデルだ。
バレーノから採用されたBセグメント用の新開発プラットフォームは、ボディ全体の約46%に高張力鋼板を採用したほか、部品レイアウトの最適化やアンダーボディを連続化して滑らかな形状とするなどの工夫によって、より少ない部品で高剛性を実現。さらにフロントシートフレームにも超高張力鋼板(980Mpa)を活用するなど軽量化を徹底し、車重を軽自動車並みに抑えている点が特徴となる(XT=950kg、XG=910kg)。
足回りは、スポーティさを感じさせつつもロングドライブや後席の乗り心地に配慮した、しなやかでゆったりとした味付けとされているようだ。
エンジンは2種類。1.2L直4・自然吸気のデュアルジェット・エンジンは、「ソリオ」や「イグニス」と同じ。副変速機構付CVTと組み合わせることで、低速域での加速と高速域での燃費向上を狙い、最高出力は91ps、最大トルクは118Nm、JC08モード燃費は24.6km/Lをマークしている。
注目は“ブースタージェット”と呼ばれる新開発の1.0L直3・直噴ターボだ。ターボ過給と直噴化によって、1.0Lながらも1.6L自然吸気並みのパワー&トルク(最高出力111ps/最大トルク160Nm)を発生。JC08モード燃費は20.0km/Lで、3気筒と感じさせない静粛性の高さも実現しているという。
ターボ過給圧の制御には、ウエストゲートバルブ式を採用。トランスミッションには、よりダイレクトなレスポンスを味わえる6速ATが組み合わされ、パドルシフトも標準装備される。
内外装のデザイン路線は、好評の「アルト」や「イグニス」とは大きく異なる。バレーノではデザインテーマを「Liquid Flow(リキッドフロー)」とし、液体の流れや凝縮したエネルギーを前へ解き放つイメージを表現することで、流麗かつエレガントなスタイルを追求したという。
ボディサイズは、全長3995×全幅1745×全高1470mm、ホイールベース2520mm。新開発プラットフォームの採用によって、コンパクトなボディサイズながら、ゆとりの室内長(1975mm)を確保している。
今や必須の安全装備については、イグニスが採用するステレオカメラ方式ではなく、「エスクード」と同じミリ波レーダー方式の「RBSII(レーダーブレーキサポートII)」を採用。同じくミリ波レーダーを使った「ACC(アダプティブ・クルーズコントロール)」とともに標準装備される。
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