新型スマートに初試乗。清水和夫のオススメモデルは?
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
スマートは意外にも雪道が楽しい。スマートのタイヤサイズのスタッドレスが選べなくて前後の組み合わせには苦労したが、リアエンジン+リア駆動なのでFFやFRよりも走りやすい。坂道だってガンガン登れるし、ブレーキの利きもいい。燃料タンクが小さいのでこまめにスタンドを探すことになるが、一泊二日程度のプチグランドツーリングも可能だ。
もちろん、アウトドアや雪道を走るためにリアエンジンを採用したわけではなく、その真意は別のところにあった。メルセデスが超小型車を開発するとき、もっとも気にしたのが衝突安全性能だった。エンジンをリアに搭載すればフロントはエネルギー吸収スペースとして使える。さらに車高を上げることで、側面衝突時の乗員保護性能も高めた。
初代スマートはEクラスと正面衝突させるテストを公開し、全長2.7mのスマートでもEクラスの乗員と同じ傷害値(ダミー人形を使って計測した事故時の障害予測値)であることを示した。これが世に言われる「コンパティビリティ」(共生)という安全ボディのコンセプトだ。「小さくても安全性は犠牲にしない」というメルセデスの信念がスマートのパッケージを生み出したのだ。
第二世代モデルでは4人乗りの「フォーフォー」が追加された。当時ダイムラーは三菱自動車を傘下に置いていたので、コルトのプラットフォームを使って4人乗りを開発したのだが、これは完全に経営陣の失策だ。衝突安全性の高いリアエンジンこそがスマートの最重要コンセプトなのに、安易に他社のFFプラットフォームを流用してしまったのである。新しいスマートはフォーツーもフォーフォーもRRレイアウトを採用している。
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