クルマ不足で販売鈍化 3月のマーケット概況
掲載 更新 carview!
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大震災の影響で、各メーカーの生産がストップし、貨物車などを含めた全自動車販売では3月単月として過去3番目の低水準となり、下げ幅は過去最低となってしまった。10年度(10年4月~11年3月)の乗用車累計では、「トヨタ プリウス」が28万3332台、前年度比2.1%増で2年連続のトップ。2位は「ホンダ フィット」で18万9369台(前年度比9.4%増)、3位「スズキ ワゴンR」17万7215台(同8.4%減)、4位「ダイハツ タント」16万8963台(同4.6%増)、5位「ダイハツ ムーヴ」13万7975台(コンテ含む。15.1%減)、6位「トヨタ ヴィッツ」12万8033台(同2.2%増)と続き、ここまでが10万台超となった。10年度上半期はエコカー減税や補助金制度により好調に推移したが、下半期は補助金終了の反動減に見舞われ、加えて東日本大震災がとどめを刺す形となり、全体では2年ぶりに前年を下回った。
震災直後はすべての工場が操業停止に追い込まれたが、4月に入り徐々に生産を再開。トヨタが18日から全工場で操業を再開するのをはじめ、日産は11日から順次生産を再開し、被災した栃木工場、いわき工場も18日から生産再開の予定。ホンダ、スズキも11日から生産を再開したが、いずれにしても部品調達次第ということで、操業水準は3~5割程度と見られている。ただ3月の販売状況を見ると、被災地だけでなく、全都道府県で前年を下回っており、震災の影響が長引くことが予想される。各社とも2~3カ月でフル操業を目指すとのことだが、7~9月の夏季は電力不足が懸念されるだけに、安定供給による販売復調まで道のりは遠そうだ。
また「ホンダ フィットシャトル」や「トヨタ プリウスワゴン」など、発売が延期されたニューモデルを含め、各社とも新型車の投入計画がずれ込む見込み。12月の東京モーターショーは予定通り開催の方向だが、注目のニューモデルがいつ頃登場するのか、まったく先が読めない状況だ。
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