ジープ70th記念モデル、限定155台で発売
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:クライスラージャパン
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:クライスラージャパン
モアブでテストドライブした『ジープ・70周年記念モデル』は輝いていた。というのも、専用に設定された"ブロンズスター"と呼ばれるボディカラーが、ギラギラした彼の地の太陽を全面で受けていたからだ。
この色が用意されるのは、アメリカではモデルラインナップ全車となる。グランドチェロキーにチェロキー、ラングラー&同アンリミテッド、それとパトリオットとコンパスという面々だ。コンパスはパトリオットのクローンだが日本未輸入。だが、新型グラチェロに似たエクステリアが好評なこともあり、日本で発売する噂もあるから今後が楽しみだ。
では、記念モデルの日本仕様はどうなるかといえば、まずラインナップは「グラチェロ」と「チェロキー」、それと「ラングラー アンリミテッド」と「パトリオット」の4モデルとなる。しかも、数に限りがあり、合計で155台となるから希少性は高い。ただ、その内容は本国のそれにとどまらず、ボディカラーにブラック系を追加したり、アルミホイールを標準装備したりする。インテリアも専用の70周年ロゴ入りシートの他にオマケもたくさん付くようだ。
もちろん、個人的にはブロンズスターをおススメしたいが、ご存知のようにアメリカで見るのと日本で見るのとはなぜか雰囲気が異なる。その意味じゃなかなか冒険は出来ないが、単純にブロンズスターは個性的な分スペシャル度は高まるはずだ。
ところで、話は変わるが今回のイベントでは戦前のMBジープからはじまり、CJ-2Aやステーションワゴン、ワゴニアや初代チェロキー、同グラチェロ、歴代ラングラーなどが展示されていた。個人的に所有してきたモデルもいくつかあったが、こういった環境で見るとさらにかっこよく思える。「しまった、手放すんじゃなかった…」、と思うほどだ。と同時に、現行モデルをガンガンにカスタムしたモデルも多数置かれていた。最新のモパーパーツで武装したそれらはまるでジープの未来バージョンにも見える。中にはラングラーにV8エンジンを搭載したモデルも!
そんな光景に触発され、またジープの世界にのめり込みたくなった。狙いは「ラングラー アンリミテッド」かな。最近は都心でもホイールまで黒に塗った真っ黒なアンリミテッドを見るようになったが、こいつのカスタムの方向性はまだまだ色々ある。オフロード走行にしろカスタムにしろ、買ってから楽しみが広がるのがジープ。そんなことを再認識させる今回のイベントであった。
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