新型レガシィB4に試乗! …本質は変わらない
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
今回の試乗車は、B4の「2.5GT Sパッケージ・5AT」。ビルシュタイン社製ダンパーに18インチサイズのタイヤ&アルミホイールを装着したモデルだ。まずは街中を走らせる。18インチによるバネ下の重さが段差通過や路面の荒れにより若干バタつく以外、気になるところは少ない。
新型レガシィのシャシー構成は当然スバルにおける最新。スバルはインプレッサにおいて、リアのサスペンションを新開発のダブルウィッシュボーンとしたが、新型レガシィではさらにフロントを新開発とした。形式は以前と同じストラットだが、これまでとは違い水平対向エンジンを囲むクレードルにアームを取り付けている。
その効果からか、乗り味はより優れたものとなった。以前は路面とタイヤの関係がそのままボディに伝わり、それが良くも悪くも高いダイレクト感の源だった。が、新型ではそこに効果的な薄いヴェールが与えられた。フロントから伝わる新たなインフォメーションは、輸入車のような質感になったと言ってもいい。もっともその辺りは議論の対象で、それゆえに以前までのスポーティさやダイレクト感が薄れたと感じる人もいるかもしれない。
こういった走りに関しての議論は、当然のようにスバル内でも白熱したようだ。その結果として、新型レガシィで重視され選択されたのは、Dセグメントのセダン/ワゴンに不可欠なコンフォート性だろうと僕は推測する。ならばやはり新型は走りを捨てたんだ…と思うのは早計。前段であえてこのモデルで重視され“選択されたのは”と記したのは、このフロント・サスペンションは以前よりも味付けや設定に、選択の幅が広がったからだ。つまりこのフロント・サスならば、もっとハンドリング志向のキレ味鋭い設定にすることも可能。だが簡単にそうしない理由はやはり、作り手の側にレガシィをさらにひとクラス上のクルマへと押し上げたい想いがあるからに他ならない。
事実リアに新開発のダブルウィッシュボーンを採用したインプレッサでは、そのリア・サスの能力が大幅に高まったことで必然的にシャシーはリア勝ちとなり、WRX・STIですらフロントのキレ味は物足りなかった。ただこの時思ったのは、次のレガシィではフロントも新しくなるから前後の能力が高まった上にバランスが良くなる、と想像した。そして実際に新型レガシィはその通りになった。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
レッドブル、フェルスタッペンのマシンに”大きなダメージがあった”と説明。しかし本人は気付かず?「僕としては変わった感じはしなかったけど……」
初代レオーネクーペや4WDのエステートバンなど…2024年春季スバルレオーネオーナーズクラブ渡良瀬ミーティング
レイズの新世代スポーツホイール「NE24」に「ストロボデザインデカール」を配したモデルが登場
癒やしの輸入車ツーリング旅は[ディーゼル+マイルドハイブリッド]上質なオールラウンダーで
【特集:最新SUV「絶対試乗!」主義(6)】新型ランドクルーザー250を70や300と比較試乗してみたら、タフな走りの理想形が見えてきた
フェラーリ・デイトナの再来か? 新型スーパースポーツ「12チリンドリ」はV12エンジン搭載で830馬力!
ザウバー代表、サインツJr.との契約交渉を認める。しかし「まだまだ時間はある。ボッタスや周も含めて話をしている」
トヨタ『4ランナー』新型...最新技術と高い耐久性の両立
「なんじゃこりゃ?」といわれるのも仕方なし! クセ強すぎて一般人は受け入れ不可能なデザインのクルマ4選
ホンモノもあれば雰囲気だけの「なんちゃって」もあったなぁ……一時期プチブームになった「和製ユーロ仕様」の国産車5選
「し」はイメージ悪い? 車のナンバープレートで使われない「ひらがな」がある理由とは
まもなく日本上陸! 650馬力のAWD高性能スポーツモデル 新型「アイオニック5 N」ってどんなクルマ?
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!