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タイヤ前線に異常あり! ドイツ車ですらウェット性能が怪しくなってきた?

タイヤ前線に異常あり! ドイツ車ですらウェット性能が怪しくなってきた?

ミシュラン プライマシー3(写真:日本ミシュランタイヤ)

タイヤの静粛性能を高めてもウェット性能が低下する

通過騒音規制にも似たようなことが言える。例えば高速道路を走ると、エンジン音だけでなく、車体の風切音やタイヤが転がるときに発生する音が大きいことに気付くはずだ。タイヤの騒音は主にタイヤに刻まれた溝の大きさで決まってくる。回転するとき、溝に空気が圧縮されて、気柱共鳴音というラッパのような騒音を発生する。実は溝がないレース用タイヤだと静かなのだ。

つまり、騒音を小さくするには、タイヤの溝を小さくしてしまえばいい。だが、そうなると排水性能が低下して、ウェット性能が下がる。燃費競争が過熱する中、ついに日本と欧州ではウェット性能が疎かにならないよう、基準を設ける動きも出てきた(※自動車に係わる安全や環境の基準について、国際的な相互承認を推進する世界フォーラム=WP29で議論が始まっている)。

また、自動車メーカーは似たような目的から軽量化とハイブリッド車のバッテリースペースの確保を狙ってスペアタイヤも廃止したがっている。このため、パンクしても一定の距離を走れるランフラットタイヤも増加中だが、構造的に硬くなるランフラットタイヤもウェット性能を低下させることが多い。

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