新 硬派系 V8アストン 公道版GT4と呼びたい
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:アストンマーティン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:アストンマーティン
続いて今度は舞台をアスカリサーキットに移し、ここでもまずクーペからドライビングしたが、V8ヴァンテージSはサーキットを攻めても、ドライバーの操作に正確にレスポンスする引き締まった挙動が印象に残るクルマだった。
タイトコーナーに飛び込む身のこなしは、V8フロントエンジンのスポーツカーとしてはシャープなものだし、そこから深いスロットル開度を与えて脱出する際にも、リアが無用に暴れることのないコントロール性の高さを見せつけた。一方、高速コーナーにおける挙動もドライバーの予測の範囲内にあり、腰の低い危なげのない姿勢を保って走り抜けていく。コンソールのSportボタンをプッシュすると、スロットルレスポンスがよりシャープになり、排気音も一段と低回転から高らかな爆音を奏で始める。というわけで、サーキットを連続で10ラップ以上したらタイヤが若干タレ始めてきたが、ブレーキは最後までフェードの兆候を見せず、頼れる制動力とコントロール性を示し続けた。
もちろんロードスターにも乗ったが、そのボディはサーキットを走っても剛性の不足を実感させることなく、オープンのスポーツドライビングを愉しませてくれた。したがって、時たまサーキットも走るというレベルの硬派の選択にも成り得るのではないかと思う。
つまりV8ヴァンテージSは想像以上に気持ちいいクルマで、曲がりくねった道を速く走ることに悦びを見い出す硬派なドライビング好きにとって、過去最高のV8アストンマーティンではないかと思った。しかもこのクルマ、硬派系とはいえすべてのベクトルにおいて911GT3ほどスパルタンではないという、微妙かつ絶妙なポジションに身を置いている。その意味でもヴァンテージSは、GT4のロードゴーイングバージョンだといえる。
そういえば、こいつのロードスターに惹かれている自分を感じる今日この頃ではある。ま、あくまで見果てぬ夢としてね。
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