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自動運転時代の夜明け前。安全確保を忘れるな

自動運転時代の夜明け前。安全確保を忘れるな

半自動運転技術を搭載した「メルセデス・ベンツ フューチャーバス」(写真:ダイムラーAG)

年代や地域で自動運転への期待は大きく異なる

先日、自動運転についてNHKラジオの生番組で30分ほど話したが、リスナーから色々な意見を聞くことができた。年代や住む地域の違いで自動運転に対する期待は大きく異なるようだ。

過疎地では自動運転でお年寄りや身体の不自由な人が自由に移動できると考えているし、都会の若い人はウーバーのようなロボットタクシーがあれば深夜まで遊んでも家に帰ることができると期待する。老若男女問わず、快適で安全で、お財布に優しい自動運転は大歓迎なのだ。

しかし、その一方で自動運転車による事故の心配も尽きない。システムの信頼性はもちろんのこと、もし事故が起きたときの責任が明確になっていないことも数多くあるのだ。

自動運転というと無人ロボットカーを想像してしまうが、現実は様々なレベルがある。レベル1の自動緊急ブレーキだけでも、歩行者をしっかり検知できれば、歩行者死亡事故を大幅に減らすことが可能だ。レベル2になれば、お年寄りなどが安全に運転できるようになってくる。レベル3以上だけが自動運転なのではなく、レベル1~2も技術はまだまだ進化する余地があるのだ。また、自動運転が独り歩きしないように、安全性は入念に検証する必要があるだろう。

<自動運転レベルについて>
・レベル0:人がすべての運転操作を行う
・レベル1:ドライバーアシスト。加速・操舵・制動のうちの1つをシステムが制御する。ドライバーに責任がある。
・レベル2:部分自動運転。加速・操舵・制動のうち複数の操作をシステムが制御する。ドライバーに監視義務、責任がある。
・レベル3:このレベル以上が自動運転。加速・操舵・制動の全てをシステムが行なうが、システムから要請があったときは人が運転できる準備をする。自動運転中はシステムの責任。
・レベル4:加速・操舵・制動の全てをドライバー以外が行ない、ドライバーは全く関与しない。すべての行程で自動走行、システムの責任。特定の状況下では人が運転する必要がなくシステムが運転する。
・レベル5:常時、システムが運転する。

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