20世紀クルマ史に残る 往年の名車人気投票！

■1962年式　日野ルノー デラックス（日本）　

トヨタ博物館・館長らが選ぶ「クルマ博士賞」に選ばれたのは、62年式の日野ルノー デラックス。現在は大型・中型トラックを生産している日野自動車（当時は日野ヂーゼル工業）は、戦後いち早くフランス・ルノー公団と技術提携。1953年にルノー 4CV（現地モデル名）の日本組み立て車を発売した。オーナー情報によると当時価格はデラックスが88万円、スタンダートは73万円。

エンジンは748ccの直4OHVを搭載。最高出力21ps、最大トルク5.0kg-mながら、640kgという軽重量のため少ない燃料で最大の効率を発揮する経済的なモデルだという。