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パナメーラGTSに試乗 ポルシェ会心の作!

パナメーラGTSに試乗 ポルシェ会心の作!

■2トンに迫るクルマとは到底思えない [2/3]

4.8リッターの排気量を持つV8エンジンは、最高出力316kW(430ps)/6700rpm、最大トルク520Nm/3500rpmで、4Sに対して22kW(30ps)と20Nmの性能向上を果たしている。これはコンピューター・チューンによるものではなく、エンジンの吸気効率アップによるものだ。ふたつのエアクリーナーボックスの採用によって吸入抵抗が減少し、V8エンジンがとくに3500rpm以上でより軽い動圧で回るようになった事が奏功している。

30psのパワーアップは、ダイナミック・パフォーマンスの向上を数字で確認する事ができる。カタログ・データではGTSの0-100km/h加速はPDK搭載車で4.5秒と、GTSでは標準のスポーツ・クロノ・パッケージを装備した4Sより0.3秒も短い。288km/hの最高速度も4Sから6km/hの向上を果たしている。

実際ドライブしてみると、スロットルの踏みシロに対するクルマの敏捷な動きでエンジンにはっきりと力強さを感じる。さらに、GTSにはエンジンの吸気ノイズを、スピーカーを介してキャビンに伝える"サウンド・シンポーザー"という機能が備わっており、これをアクティブにすると、キャビンがスポーティなV8サウンドで満たされる。ドライバーのスポーツマインドをかき立てるのである。

シャーシは4Sから大幅に変更されている。パナメーラのシャーシ開発責任者であるアンドレアス・プレープストレ氏の説明によれば、GTSはノーマルの4Sより1cm車高が低く、トレッドも広げられている。また、標準のアダプティブ・エアサスペンションは、はっきりと固めにセットアップされているという。さらに、横滑り防止システムであるPSMは、やや寛容な制御とされ、トランスミッションもより高回転側で変速するようにプログラムされている。このようなことからも、パナメーラGTSのオーナーでサーキットを走る人は少ないかもしれないが、そのスポーツ性を確認するにはサーキットがベストだ。

大小様々なコーナーと適度に長いストレートを持つアスカリのコースを走って驚いたことは、車両重量が2トンに迫るクルマとは到底思えないことだ。GTSはタイトなコーナーを俊敏かつ狙ったライン通りに旋回し、ストレートでは素晴らしい加速を披露するのである。


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