ボディタイプ別売れ筋、トヨタの好調が目立つ

ハッチバック：新型デミオがトップ5入り

さて、まず国内最大のハッチバック部門は、トップ4が前月の順位をキープした。「トヨタ アクア」は1万8031台を売り、6ヶ月連続で首位を維持し、これに1万2308台を売った2位「ホンダ フィット」と、8036台を販売した3位「日産 ノート」が続く。そのノートに106台差まで迫ったが抜くには至らなかった「トヨタ プリウス」は、このところトップ争いからは外れているが、5ヶ月連続で4位にランクインするなど、ハッチバックの定番として安定した人気を保っている。

トップ4が軒並み前月より販売台数を減らしたなか、前月比50.9％増の大幅プラスで迫ったのは今年9月に受注が開始された「マツダ デミオ」。新型デミオはガソリン車が9月末に発売され、10月にディーゼル車が、12月に4WD車が追加されるなどモデルにより発売時期が異なる。10月の登録は大部分がガソリン車だったが、10月30日時点のメーカーの発表ではディーゼル車が受注の6割強を占めているとのことだから、今後登録が進めばさらに台数が伸びそうだ。ハッチバック市場久々のニューカマーが台風の目となる可能性はある。