発表間近。BMW i3 のステアリングを握った！

発表間近。BMW i3 のステアリングを握った！

■充電用エンジンをオプション設定

スタートを含む操作はちょっと独特でステアリング・コラムから右に突き出たサテライトスイッチにあるスタート／ストップ・ボタン、そして上部にあるP、さらに大きなグリップを持ったセレクトダイアルでD-N-Rを選択する。それ以外は見慣れたスイッチ類なのでまごつく心配は無い。

電気モーターによる無段階の力強い加速はEV独特の感覚だ。不快な高周波ノイズは発生せず、i3は速度を増して行く。2.57mホイルベースを持ったシャーシもそれに呼応してスムースな動きを見せる。

カタログに掲載される走行性能は0-60km/hが3.7秒、100km/hまでの加速は7.2秒、最高速度は150km/hに制限される。注目の航続距離は使用状況によって130kmから160kmとなる。この数字は都市内に限っての走行であれば問題ないが、インフラが整っていない郊外へのドライブは不安である。そこでBMWはレンジエクステンダーをオプションで用意した。価格はおよそ3000ユーロほどと予想される650ccの水平対向エンジンは34psでSOC(充電量)に応じて電力を供給し、100kmほど航続距離を伸ばす。