河口まなぶドラテク講座 もてぎで何を学んだか?
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸
そしてこの後、再び愛車でコーナリング・クリニックを行った。南コースを半分に区切り、S字を使って1人1人コーナリングのアドバイスをしたり、時に愛車を僕や橋本洋平が運転して、こんな風に走らせることもできる、という例を示したりした。またこれと併行してランサー・エボリューションX、ロードスターRS-R、インサイトの3台を短いコースながら参加者の皆さん自身に試乗していただき、少しでも新型車のフィーリングを味わっていただく機会を設けた。
こうして朝10時から夕方5時までプログラムをテンコ盛りにしてイベントを行った。そして最後はジャンケン大会! この日は僕のとっておきのお宝(買えないものも!)を多数用意し、お土産代わりとさせていただいた。といった具合で1日の報告はこのくらいにして、最後に今回のイベントの意味を少し語らせていただければ、と思う。
僕はブログを始めて以来、皆さんとコメント等でコミュニケーションさせていただく事を「新たな時代の自動車メディアの誕生」と感じた。ただそれでもまだ読者の皆さんともっと「つながる」可能性を感じていた。そう、皆さんとリアルに会って自動車について語り1日を過ごす…というのはとても素晴らしいし、新しいことではないか? そう考えた。そして絶対に実現させよう、と。
なぜなら皆さんとリアルに会って自動車について語りあう1日は、考えてみれば僕と読者の皆さんによって生の、ライブな自動車メディアを展開することだ! と思えたからだ。今までは誌面や画面で僕が皆さんに伝えたことを、今度は生で、目の前でできる。また僕がブリヂストンのタイヤ・セーフティレッスンやホンダ・ドライビング・ミーティングでインストラクターを行った経験を活かし、皆さんに運転の愉しさ気持ち良さの第一歩を、直に伝えたいとも思った。そしてもちろん、僕・河口まなぶ、自動車メディア、自動車ジャーナリストというものを知っていただく良い機会だとも思えた。しかもそうしたことの全てに関して、その場で皆さんから反応がある! そう思い一刻も早い実現を目指した。
もっとも実際にイベントをして反省も多い。走る!に関してはテンコ盛りだったが、語る!に関してはやや薄目だった。またまなぶ!に関してももっと濃いものをお伝えしたいとも思えた。そうした反省はあるものの、実際にイベントを行ってみて僕自身の感想は「やっぱりやってよかった!」と声を大にして胸を張って言えるものだった。参加していただいた皆さんからも、とても好意的なコメント等をいただくことができた。
イベント開催には様々な障壁があるが、是非また第2弾、第3弾と行いたいし、さらに発展版も色々と検討している最中。もちろん今回の経験を活かし、より楽しめる内容での開催を目指しますので、次は是非あなたのご参加、お待ちしています!!
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