アルファードの乗り心地は実際どうなの?座席や走行シーン別に解説【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
掲載 更新 carview!
アルファードは、数多くある車の中でも高級ミニバンとして知られています。そのため、ミニバンを検討したことがある方の中には、一度はアルファードを考えたことがあるのではないでしょうか。
各メーカーから販売されているミニバンの中でも大型の部類になりますが、運転のしやすさや乗り心地も非常に優れていると評判です。しかし、実際の乗り心地はどうなのでしょうか。
そこでこの記事では、アルファードの実際の乗り心地を座席や走行シーン別に解説します。みんカラに寄せられたオーナーレビューもご紹介しますので、ミニバン選びの参考にしてください。
目次
ミニバンを検討したことのある方の中には、アルファードの名前やその性能の高さについて聞いたことがあるかもしれません。
ここでは、アルファードの乗り心地を含めて、運転のしやすさや静寂性などの性能について解説します。特徴や選び方についてもご紹介しますので、参考にしてください。
アルファードは、トヨタのフラッグシップとなる高級ミニバンです。後輪にはダブルウィッシュボーンを採用し、ボディの剛性を高める構造によって乗り心地の良さと静寂性を兼ね備えています。
また内装もこだわっており、旅客機ビジネスクラスシートを思わせる質感の設計です。さらに、大型車であるにもかかわらずスクエアの形状なので、運転間隔をつかみやすく非常に運転しやすくなっています。
代表的な比較対象に、同社のヴェルファイアやヴォクシーが挙げられます。しかし、パワフルなパワートレインや豪華な装備を重視する方も多いのではないでしょうか。アルファードは、フラッグシップとしての魅力が豊富に詰まっています。
高級ミニバンとして売れ行きが好調なアルファードですが、世代別でいくつか種類があることをご存じでしょうか。この種類を把握できれば、アルファード選びにおいてもポイントを絞って選べるようになるので押さえておきましょう。
大きく分けて世代別に10系・20系・30系の3種類があります。10系はアルファードの初代モデルにあたり、登場は2002年です。広い室内と最大8人乗りを実現し、高級ミニバンとしての地位を確立しています。
20系は2代目にあたり、2008年に発売されました。フロントグリルをシャープにして無駄を省き、鋭くなったヘッドランプの形状が特徴です。そして、現行の30系が2015年に発売されました。
30系の最も大きな特徴は、高い操縦性と上質な乗り心地です。これまで以上に高級車としてのアルファードを追求して作られており、高級セダンにも引けをとらない性能となっています。
アルファードには、7人乗りと8人乗りの設定があります。この人数の違いを知ることも、アルファード選びにおいては重要なポイントです。7人乗りと8人乗りの違いは、2列目シートの形状にあります。
7人乗りの場合、2列目シートはキャプテンシートと呼ばれるそれぞれが独立したシートです。前から2・2・3人乗りの構成になります。
一方、8人乗りの場合は2列目シートがベンチシートと呼ばれる、長椅子のようなシート間に溝がない形状です。前から2・3・3人乗りの構成になります。
キャプテンシートは、独立シートならではの機能があるとともに3列目シートへのアクセスが可能です。ベンチシートはシートアレンジなどが便利である反面、この3列目シートへのアクセスができません。
この違いは、7人乗りと8人乗りどちらを選ぶかにおいて重要なポイントとなるでしょう。
アルファードの乗り心地を把握するには、7人乗り・8人乗りの違い以外にも座席別で深堀していくことが大切です。
ここからは、30系アルファードにおける座席別の乗り心地をご紹介します。
アルファードの運転席は他のミニバンとは違った設計により、非常に快適な乗り心地です。特徴的な設計として、インストルメントパネルとセンターコンソールが一体型のT字になっている点が挙げられます。
これにより、運転席が独立空間になり運転に集中できる仕組みです。また、全身を包み込んで運転を支えてくれるシート形状と8ウェイパワーシート、乗車・降車時に自動でシートの位置調整を行ってくれるオートスライドアウェイ機能の搭載により、居住性が高い点も特徴となります。
助手席側の乗り心地も高い性能を誇っています。その理由は、助手席にも独立したフルオートエアコンを搭載している点と、前後スライドに加えてリクライニングも可能な4ウェイパワーシートを備えている点です。また、助手席にもパワーオットマンが採用されています。
アルファードは、全グレードにおいて全席左右・前後独立のフルオートエアコンが標準装備されています。これは、運転席と助手席で独立してエアコンの温度設定を可能にする機能です。それぞれのシートに合わせてエアコン調整ができるため、どの席に座っても快適に過ごせるでしょう。
2列目・3列目の後部座席も高い乗り心地です。2列目については、7人乗りと8人乗りでつくりが異なるため、快適性も異なります。
7人乗りのシートは3つのクラスに分けられ、リラックスキャプテンシート・エグゼクティブパワーシート・エグゼクティブラウンジシートの3種です。
エグゼクティブラウンジシートが最も高級クラスになりますが、どのクラスも使い勝手が良く実用性・乗り心地は高い性能を誇ります。
8人乗りは7人乗りのようなクラスはありませんが、ベンチシートタイプなので広々と座ることが可能です。また、フラットにした際の快適度は7人乗りよりも高く、アレンジ力も高い性能になります。
3列目についても、他のミニバンと違い広い幅とクッション性の高いシート構造になっているため快適な座り心地です。
乗り心地は、走行シーンによっても操縦性が変わるため大きく影響します。そのため、走行シーン別での乗り心地はどうなのかを確認しておきましょう。
ここでは、アルファードの走行シーンに応じての操縦性や、乗り心地について解説します。
街乗り一般道の場合の乗り心地は、停車時から発進時の加速感や路面からの振動がどれくらい伝わるかで大きく変わると考えられます。停車から発進にかけての加速感は、エンジンのパワーが十分なためスムーズです。
また路面からの振動については、振動を軽減できるダブルウィッシュボーン式のサスペンションが採用されているので、静寂性も高く安定した走りを実現しています。
大きな車であるため、重量による操縦性の悪さや、小さな段差でも大きな振動として感じるといったような不安は感じられないようです。
高速道路など、長距離ドライブにおける乗り心地の心配に大きく関わる大きな要素としては、車の重量による加速感と振動ではないでしょうか。
まず重量による加速感については、アルファードに搭載されるエンジンであれば十分な加速ができ、余裕のある走りが可能です。
アルファードのエンジンには2.5Lエンジン・3.5Lエンジン・ハイブリッドと種類があり、そのどれも十分なパワーを持っています。それほど重量を心配せず加速できるでしょう。
また、高速域でも安定した操縦ができ、追い越し時もスムーズな加速と追い越しが可能です。振動についても、重量とサスペンションの構造により振動を軽減してくれ、静かな走行を楽しむことができます。
アルファードは高級ミニバンと称されるだけあり、新車価格は非常に高額です。しかし、中古車であれば安く手に入れることも不可能ではありません。ここでは、世代別のアルファードの相場と、みんカラおよびcarview!に寄せられた口コミを紹介します。
初代アルファードの口コミについては、全体として長距離運転における快適性を高評価にしている傾向が見られました。
『3,000ccなので、ストレスなく乗れます。遠出にはもってこいの代物です。荷物も乗って楽しく乗れます』といった内容や『車高も高く見通しが良いので、長距離運転も楽です』といった内容です。
また、大型な車ながらも高い操縦性や乗り心地の良さを評価し『広さや乗り心地、キビキビした操作性は大満足中』といった内容もあります。初代アルファードの燃費は10・15モードで8.6km/L~9.7km/Lです。また、中古車相場は19.9万円~149万円となります。
(2022年10月時点の情報です)
2代目アルファードの口コミとしては、家族での使用や長距離走行シーンにおける高評価が多い傾向です。『とにかく家族で使うには良い車です』といった内容や『家族と長距離移動する際には現状これ一択です』といった内容が挙げられます。
また、車内の広さについて『車内も広いので家族5人ゆっくり乗れます』といった口コミも多い傾向です。
燃費は10・15モードで9.1km/L~11.6kmの性能になります。また、中古車相場は49.8万円~308万円です。
(2022年10月時点の情報です)
過去のアルファードからいくつもの改良が加えられた現行モデルの口コミについても解説します。
現行モデルについては、乗り心地についての口コミが非常に多く『運転疲れません、楽です。車内も広々、家族の評判は最高でした』や『なんと言っても後部座席の快適性は素晴らしいです』といった口コミが見られました。
燃費や価格については、2020年1月から販売されているハイブリッドモデルの燃費が、WLTCモードで14.8km/Lの性能です。また、新車価格帯については461万3,000円~775万2,000円、中古車相場は208.8万円~2,399万円の価格帯となります。
(2022年10月時点の情報です)
アルファードを選ぶ際には、乗り心地を重視して選びたいという方も多いのではないでしょうか。車の性能によっても乗り心地が異なるため、ここからは乗り心地重視でのアルファードの選び方を解説します。
乗り心地重視をするのであれば、まずタイヤサイズに注目しましょう。これは、タイヤサイズによって乗り心地に差が生じるためです。アルファードは、グレードによって標準装備のタイヤサイズが異なります。
16・17・18インチの3種類です。ベーシックモデルに搭載される16インチのタイヤは柔軟性に富み、安定感ある走りを可能とします。また、17インチタイヤはハイブリッドモデルなどに搭載されるタイヤで、静寂性が高く安定した走りが可能です。
18インチはスポーティーな走行をより楽しみたいシーンで活躍するタイヤになります。上級グレードに搭載されるタイヤであり、グリップ力・静寂性能・低燃費性能が非常に高い性能です。
パワートレインに注目することも、乗り心地を重視する面では重要なポイントになります。アルファードは、2003年7月から燃費の優れたハイブリッドモデルが設定されました。そして、ハイブリッドは現行モデルでも設定されています。
現行では、2.5Lエンジンと3.5Lエンジンのガソリンモデル・2.5L+モーターのハイブリッドモデルの3種類の設定です。2.5Lエンジンは、パワーにおいては3種の中で最も劣るものの、アルファードの車体を加速させる性能は十分で低速トルクなので街中使用に最適になります。
3.5Lエンジンは2.5Lよりも非常にパワーがあるため、2.5Lよりも加速力においても安心できる設計です。ハイブリッドモデルでは、パワーにおいては3.5Lよりも劣りはしますが、高い静寂性とスムーズな加速力は最も高いものになり、燃費も高性能になります。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
すべてが至宝! 288GTOからF80まで「スペチアーレ」こそがフェラーリの頂点に異論なし
三菱が「未来のデリカ」公開してた!? 巨大&タフな新型「SUVミニバン」に期待大! スゴい四駆&PHEV搭載した「D:X コンセプト」どんなモデル?
【角田裕毅を海外F1ライターが斬る】ふたりのチームメイトに勝ち、確実に成長。やれるだけのことをやった一年
なんとくじ運も勝敗を左右! 国内最高峰の人気レース「スーパーGT」の知られざるタイヤ事情
ダンロップ、プレミアムタイヤ「スポーツマックスラックス」 2025年2月発売
スズキ「スイフトスポーツ」特別仕様車“ファイナルエディション”登場に大反響! 「終了ってマジ?」「新型は出る?」の声続出! 現行最後のスペシャルなモデルとは?
三菱ふそう『eキャンター』が次世代整備士を育成へ、英国の職業訓練校に配備
スバル/STI、2025年ニュル24時間は新体制で挑戦。空力と耐久性強化の新型マシンがシェイクダウン
買い替えずとも乗ってるクルマの「自動運転レベル」が進化する! テスラが火を付けた「OTA」ってなに?
伝説のラリーカーが復活!ルノー、電動ホットハッチ『5ターボ3E』の写真公開
国交省ブチギレ!?「夜は全消灯します」開業したての道の駅が「走り屋集会所」化で苦情殺到! ゴミに騒音…いよいよ怒りの“実力行使”へ 広島
ロレンソのホンダ移籍の裏に、マルク・マルケスのプッシュ明らかに。ドゥカティの成長防ぐ『ベスト戦略』と働きかけ
【裏返したジーンズを再現したシートカバー!?】 あの“ビームス”とコラボした日産の特別仕様車が6車種一斉発売
【ほぼ確定】トヨタの名車が続々。スープラ後継も担う「セリカ」、確度高まる「MR2」の価格と性能
【いよいよ明日から!】ガソリン補助金が減額。値上げ状況・暫定税率廃止など知っておくべき点をまとめた
スズキ「スイフトスポーツ」に“ファイナル仕様”登場。焼きチタン色の内装がスゴい…新型登場は1年後?
【本当に売ってるの?】去年話題になったトヨタの超高級SUV「センチュリー」を街で見かけない理由
【打倒アルファード?】帝王メルセデスが新型“高級ミニバン”のデザインをチラ見せ。今わかることは?
【販売店も困惑?】アウディ「A3」大幅改良も“格下”「ゴルフ」との上下関係が超ビミョーな理由とは
【ルーフレスの究極オープン】歴史的名車×F1技術が産んだメルセデスAMG新型「ピュアスピード」公開。どんな車?
【もはやノートPCサイズ!?】15インチ大型ディスプレイやマッサージ付きシートが付いた新型「ティグアン」試乗
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!