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マークXの乗り心地はスポーティ。気になる評価を口コミでチェックしよう【購入ガイド】

マークXは上質な乗り心地のスポーティーセダン

トヨタのマークXは、洗練されたデザインを持つスポーティーセダンです。スポーティーな走行性能と上質な乗り心地が魅力のマークXは、惜しくも2019年12月をもって生産が終了していますが、中古車であれば入手できます。

マークXには、他にどのような特徴があるのか興味がある方もいるでしょう。この記事では、マークXの乗り心地やスペック、ユーザーの口コミや中古車相場も紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

マークXの乗り心地はどうか

マークXは1968年に「マークII」として誕生しました。2004年には「マークX」に改名し、50年以上愛されてきた人気モデルです。マイナーチェンジにより洗練された美しい見た目や意のままの走り、充実した安全装備などが好評です。

最終モデルとなる2016年11月のマイナーチェンジでは、乗り心地も改善されていますが、具体的にどのような点が変わったのでしょうか。以下からマークXの主な改善点を紹介します。

FADショックアブソーバーや電子制御で乗り心地改善

マークXは2.5Lと3.5LのV型6気筒エンジンを搭載し、同排気量クラスでトップクラスを誇る動力性能を持っていることでも注目を集めています。しかし、優れた操縦性や走行安定性を持つ一方で、足回りの硬さに不満を持つ声も少なくありませんでした。

2012年のマイナーチェンジでは「FAD(振動数感応)ショックアブソーバー」を新採用しました。これは、優れた操縦安定性とショックの少ない快適な乗り心地の両立を目的としています。

さらに、2016年には電子制御でショックアブソーバーの減衰力をコントロールする「AVS( Adaptive Variable Suspension System)」を採用しました。フラットな乗り心地と気持ち良いハンドリングを実現しています。

合成強化・サスペンションのチューニングが向上

2012年のマイナーチェンジでは、スポット溶接の打点を追加してボディ剛性を強化、さらに各所の制振材を増やしています。これにより、安定性と静粛性が高まり、乗り心地が向上しました。

2016年にはさらなるボディ剛性の強化に加えて、フロント・リアサスペンションのチューニングを施しています。操舵時の車両応答性やグリップ感が増し、より質の高い乗り心地を実現しました。

スポーティーかつ上質な乗り心地のマークX。基本情報もチェックしよう

次に、マークXのスペックやボディカラーラインアップなどの基本情報を解説します。マークXはスポーティーな乗り心地だけでなく、さまざまな魅力を持つ車です。

基本情報を知ればマークXの特徴を理解できます。安全性能や燃費など、長く使う上で重要なポイントもぜひ参考にしてください。

全グレードと当時の新車価格

以下、マークXのグレードごとの当時の新車価格です。販売は終了していますが、価格相場を理解するためにも参考にしてください。

■マークX:通常グレード

  • 250G “Fパッケージ”:265万6,800円
  • 250G:291万6,000円
  • 250G Four “Fパッケージ”:290万1,960円
  • 250G Four:316万1,160円
  • 250S:320万7,600円
  • 250S Four:320万8,000~345万2,760円
  • 250RDS:343万4,400円
  • 350RDS:385万200円

■マークX:特別仕様車

  • 250S ファイナルエディション:333万1,800円
  • 250S Four ファイナルエディション:348万9,480円
  • マークX“GRMN”:513万円

主なスペック

マークXの主なスペックを紹介します。2WDと4WDでスペックに差があるものの、グレード間の違いはありません。ただし、マイコン制御チルト&スライド電動ムーンルーフを装着した場合は、250Gシリーズを除き室内高さが1,125mmとなります。

■ボディサイズ

  • 全長(mm):4,770
  • 全幅(mm):1,795
  • 全高(mm):1,435(2WD)、1,445(4WD)

■重量(kg):1,520(2WD)、1,570(4WD)
■エンジン:2.5L V型6気筒DOHC
■最低地上高(mm):155(2WD)、150(4WD)
■室内寸

  • 長さ(mm):1,975
  • 幅(mm):1,500
  • 高さ(mm):1,170

グレードで燃費を比較

マークXのカタログ燃費とエンジンスペックを紹介します。3.5Lエンジンを搭載する350RDSを除き、スペックは共通しています。燃費が気になるのであれば250G・250S・250RDSのいずれか、走りに強いパワーを求めるなら350RDSがおすすめです。

■250G・250S・250RDS(2.5Lエンジン / 2WD・4WDを設定)

  • 燃費(JC08モード):11.8(2WD)、10.6(4WD)
  • 最高出力:149kW(203PS)/6,400rpm
  • 最大トルク:243N・m(24.8kgf・m)/4,800rpm

■350RDS(3.5Lエンジン / 2WDのみ設定)

  • 燃費(JC08モード):10.0km/L
  • 最高出力:234kW(318PS)/6,400rpm
  • 最大トルク:380N・m(38.7kgf・m)/4,800rpm

ボディカラーは全6色

マークXのボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」「プレシャスブラックパール」「シルバーメタリック」「ブラック」「ダークレッドマイカメタリック」「トゥルーブルーマイカメタリック」の6色です。

ホワイトパールクリスタルシャインとプレシャスブラックパールは、メーカーオプションで選択できます。いずれも洗練されたデザインを引き立てるカラーです。

安全性能のポイント

マークXには、Toyota Safety Senseが全車に標準装備です。ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した検知センサーで歩行者も認識し、事故回避や衝突軽減をサポートしてくれます。主な機能は以下の通りです。

  • プリクラッシュセーフティ(歩行者【昼】検知機能付)
  • レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)
  • オートマチックハイビーム
  • レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)

Toyota Safety Sense以外にも、ドライブスタートコントロールやヒルスタートアシストコントロールなど、安全機能は豊富です。さらに、万一の事故の際はSRSエアバッグや衝撃軽減ボディが乗員や歩行者の安全を守ります。

マークXの乗り心地や評価を口コミでチェック

基本情報だけを見て購入することに、不安を持つ方もいるのではないでしょうか。そこで、みんカラに寄せられたマークXの口コミをいくつか紹介します。

実際に使用した人がどのような点をメリットに感じているのか、以下からチェックしましょう。

運転が楽しい

口コミを見ると『運転超楽しい』『ゆっくりゆったり乗っても運転が楽しく感じます』など、運転する楽しさを感じているユーザーが多数いました。独自のスポーティーな走りが評価されています。

またGRMNのユーザーで『MTで運転が楽しい』という口コミもありました。トランスミッションはATが主流な中で、MTのスポーティーな操作感を楽しんでいるユーザーもいます。

デザインが気に入っている

『年式は新しいのに最近の車っぽくないデザインが良い』『トラッドなデザインが飽きの来ない魅力を放っています。駐車場に佇んでいる姿を遠くから眺めるといつ見ても格好良いと感じます。』などデザインを評価する口コミが多数ありました。

また『前期はわりと大人しめ、中期はちょっとヤンチャな感じな印象です。中期のデザインが一番お気に入りです』といった口コミもありました。世代によってデザインが異なるため、中古車であれば好みの年式を選択できます。

思っていたより静か

乗り心地にはパワーユニットだけでなく室内空間も影響します。

マークXユーザーの口コミを見ると『かっこよくて速かった。とても静か』『基本的に静かで、踏み込めば鮮烈のV6サウンドという2面性』など、静粛性の高い走りが評価されていました。

静粛性の高い空間であれば、相対的に音楽やカーナビの機能性も上がります。ある口コミでは『静粛性が高く、カーステVol.はいつも2~3で聞きながら走ってます』というユーザーもいました。

マークXが豊かなドライブを満喫できる車であると分かります。

パワーにも満足

マークXは『パワーがあり高速走行でも余裕のある走り』『なによりパワーがあって、街乗りから高速まで快適に運転できます』など、走りのパワーにも肯定的な意見が目立ちました。

『3.5Lと比較されがちですが、私には2.5Lで必要充分です』といった口コミから、ベースの2.5Lエンジンでも高いパフォーマンスを発揮する車と分かります。

故障が少なく優秀

『手放し時13万キロを走破しておりましたが、なんとノートラブル。故障は一度もありませんでした』『7年乗ってますが故障経験なし。そろそろ経年劣化が始まる頃ですが、異音などなもない。エンジンもよく回ります』など、故障の少なさも評価されていました。

修理費は車を長く使う上で大きな維持費であるため、故障の少ない車は大きなメリットがあります。

燃費に納得している

『排気量から考えて申し分ない燃費です』『V6 3.5Lのエンジンなら良いほうかと思います』『一昔前のVIPカーと言われるリッター5キロも走らない車と比べりゃ走るほうかな』など、多くのユーザーが燃費に関しても納得しています。

ハイブリッドカーなどと比較すると、マークXは決して燃費に優れた車ではありません。しかし、排気量の大きなエンジンでスポーティーな走りを楽しむ車と考えれば、十分な燃費性能を実現しています。

乗り心地については賛否両論?

マークXの硬さのある走りは人によって意見が分かれるところです。『スポーツ走行したりしない人だとちょっと振動が気になるかも』『荒れた路面では硬いのが分かる気がする』など否定的な意見もあります。

一方で『18インチの硬さはありますが満足できる範囲』『サーキットスペックの硬いばねの割には快適性を確保しています』など、走りの長所を考慮すれば許容できるという人も多数いました。

購入後どのようなシーンでマークXを使うかによりますが、市街地などの日常使いやオフロード走行が多い方はデメリットも覚えておきましょう。

マークXの乗り心地や実用性に弱点はある?

車を購入する際にはデメリットの理解も重要です。みんカラの口コミを見ると『室内の収納が少ない』『本革やアルカンターラまでは求めないから、せめて合成皮革くらい付けて欲しかった』など、室内の機能性や快適性に不満を持つユーザーが見つかりました。

他にも『ランニングコスト的にはデメリットですね。また税金や任意保険代も高いので、それなりに収入のある人でないと維持できない』といった維持費面での不満もありました。中古車で安価に入手しやすくなった一方で、マークXの維持費も考慮した上での購入が大切です。

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