MINIロードスター、雨の日以外はオープンで!
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
内陸に入ったところでアクセルを踏み込めば、中回転域からオーバーブーストが作動。トルクが2kg-m上乗せされ、操作に即応して刺激的な加速を開始。最高出力が184psに達する5500回転を超えてもパワーの頭打ち感はナシ。テールパイプから弾け出されるエンジン音に後押しされながらアクセルを踏み続けると、7000回転に迫る勢いでエンジンが一気に吹け上がる。しかも、アクセルを戻すとレーシングマシンよろしく“バババッ”という感じの破裂音を発してゴキゲン気分を盛り上げてくれる。
コーナーが連続する区間ではミニの本領を発揮。コーナー進入時には、ステアリング操作に対してスイッという感じの軽快な応答性を示す。ミニは多くのFF車と違ってボンネットが視界に入るから、鼻先の向きが変わる様子がわかりやすく、操作の通りに曲がってくれているという走りの臨場感が高まる。コーナリング中は4輪が路面を“シュタッ”という感じでつかみ、ホイールベースが短くても安定性に不満を感じずに済む。
それでいて、想像以上に走りの洗練度が高い。リスボン近郊の郊外路は路面が荒れている区間が少なくないけれど、ルーフがないためボディが適度な柔軟性を持つからなのか、サスペンションとの相乗効果で硬さを意識しない。だからといって、ボディ剛性が不足しているわけではない。ステアリングが揺すられるといった場面とも無縁でいられる。
でも、ソフトトップは布一枚だけで吸遮音材を挟み込んでいるわけでもない。それを閉じれば十分な耐候性は得られても透過音はそれなりなので静粛性の高さは望めないし、骨組みも室内に露出している。だからこそ軽量化が実現され、ソフトトップを開けたときの開放感と閉じたときの快適性を両立するコンバーチブルが存在する。ミニ・ロードスターの役割は常にソフトトップを開け放ちたくなるようなゴキゲン気分を盛り上げることに尽きると思うし、実際にそうなっている。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
エンジンが超気持ちいい! ビートは遊び心から生まれた傑作だった!! 今なお愛され続ける軽オープンスポーツ
新型ランクル250がついに登場!! 今年買うことができるトヨタのSUV12選
日産「ハコスカGT-R」の神話は傑作パワーユニット抜きには語れない! レースで勝つために磨かれた「S20型エンジン」の真実
勝田範彦が圧勝でシーズン2勝目。連勝狙った新井大輝はSS1直前に無念のリタイア
4年前の優等生 今の実力はいかに? プジョーe-208 GTへ試乗 ハンサムさは変わらず 競合多し
20台以上のランボルギーニ軍団がタスマニアの大自然を走破! 美観と美食の「エスペリエンツァ・ジロ・オセアニア」の旅路とは
日本育ちの新星ラッツェンバーガーの事故死から30年。遅咲きの逸材が歩んだF1までの道のりと悲劇
D’station Racing、スーパーGTでのチャーリー・ファグの第3ドライバー起用を正式発表
両側スライドドア採用 VW新型キャンピングカー5月7日公開へ 「カリフォルニア」初のPHEVも
アイルトン・セナが所有していたホンダNSXが中古車サイトに。約9800万円で売りに出される
限られた選択肢のなか、2025年に向けF1チームとの交渉を行うボッタス。他カテゴリーへの転向は考えず
トヨタ新型「“セダン”SUV」発表! まさかの“シャコ上げ”&ゴリゴリフェンダー採用! タフすぎる「新クラウン“RS”」誕生に販売店でも反響アリ
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す