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クルマの運転が苦手な女性はなぜ多いのか? 女性視点から考えてみた

クルマの運転が苦手な女性はなぜ多いのか? 女性視点から考えてみた

写真:Tetsu/a.collectionRF

身近にいる女性に「運転が楽しいクルマ」を勧めてほしい

たとえば、クルマは急に止まれないということ。頭では分かっているつもりでも「ABSって何?」という人がほとんどだろうし、濡れていたり凍結した路面とドライ路面で制動距離に差があるということを理解して、心から気をつけている人は少ないだろう。おまけにタイヤによってグリップ力が違うだの何だのという話は余計に分からない。そのほかにも、アクセルを急に踏んだらタイヤが空転するとか、ブレーキを使いすぎるとフェードするとか…。男性は当たり前だと思っていることを知らない女性は多い。クルマをスイッチをオンオフして動くような機械と同じようなモノとして認識している以上、なかなかクルマの運転は上達しないし、注意力も育たない。しかし、少しでもクルマの仕組みや正しい動かし方を知ることができれば、運転の仕方やその心がけは変わってくるはずだ。

女性は軽自動車やミニバンに乗ることが多いのも運転を苦手にしているひとつの要因だと思う。もちろんそのなかには良いクルマもたくさんあるのだが、ハンドルを切ったときの手応えが薄く、反応が伝わってきにくいクルマも多いので、クルマとのコミュニケーションが取りづらく、どうしても乱雑に扱ってしまいがちだ。もちろん税金が安いとか燃費や使い勝手が良いなど、利点がたくさんあるのも重々分かっているが、本当の安全を考えるなら一度は運転することに興味を持てるような、ちょっと楽しいクルマに乗るのもいいのではないかと思う。

ぜひクルマ好きの男性は大切な女性がいるなら「あなたのためなんだ」と、自分が運転して良いと思えるクルマを勧めてほしい。そして、クルマに少しでも興味を持ってくれたら、クルマのこともちょこっと教えてあげてほしい。何だかんだ言っても、女性は好きな男性の一言に大きく影響されるので。そうやって、みんな好きなクルマに乗ることができて、運転が上達していくのが個人的には一番素敵な未来だなと思っている。

(ジャーナリストコラム 文:伊藤 梓)
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伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。

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