N-BOX絶好調。不正検査問題の影響は?【マーケット概況・10月】
掲載 更新 carview!
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10月の乗用車ブランド別は、9ブランド中7ブランドが前年実績を上回った。前月にマイナスだったトヨタとレクサスはともにV字回復を遂げた。トヨタは「C-HR」や「ハリアー」「カムリ」の販売好調により普通乗用車(3ナンバー車)が4%伸び、全体では1%増となった。レクサスは9月に主力車種のひとつ「NX」をマイナーチェンジしたことが効いて2%増と前年割れに歯止めをかけた。10月にはフラッグシップの「LS」を全面改良し、今後さらに伸長する可能性が高そうだ。
2位のホンダは、9月に全面改良した「N-BOX」が販売をけん引し、軽自動車が約27%増と大幅に拡大。一方で登録車は落ち込み、全体では3%の伸びにとどまった。スズキと日産を抜いて3位に這い上がったダイハツは小型車が大幅に伸びたことに加えて、屋台骨の軽自動車が「ムーヴ」の躍進で7%拡大。全体では13%増を達成した。スズキは普通車、小型車、軽の全部門でプラスを達成し、全体で5%増と好調だった。
日産自動車は普通乗用車が59%減、小型乗用車は48%減と大幅に落ち込み、軽乗用車も36%減と苦戦を強いられた。出荷は再開したが影響がどこまで続くのか気になるところだ。スバルは「インプレッサ」の好調などで普通車が18%増加し、軽も8%の伸びを記録。全体では19%増と好調だった。そのスバルも10月下旬に検査不正が発覚し、11月以降の登録状況に影響が出る可能性がある。
マツダは前月に続きプラス成長を維持。特に普通車は15%増と大きく伸びた。「CX-5」が前年比250%増と大きく拡大した。前月に大幅に成長した三菱自動車は、10月はその勢いを維持することはできず全体で21%減とマイナスに転じた。

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