ガンダム系デザインを変態の域へと極めた、知る人ぞ知る80’sカー・スバル アルシオーネのカクカクした世界
掲載 更新 carview! 写真:編集部 1
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今年も幕張メッセで開催されるヘリテージカーの祭典「オートモビルカウンシル」の取材に行ってきました。国産車が絶頂へと登り詰めた80年代を特集する「百花繚乱80's」では、一斉を風靡したちょっと古い国産車に、おじさん達も目を細めて懐かしそうでしたよ。
「スバル アルシオーネ」は当時としては世界トップレベルのCd=0.29という空力性能をもつ2ドアクーペで、1985年に発売されました。
4気筒&6気筒水平対向エンジンや先進的な4WDシステムなど、スバルらしい技術も盛り込まれましたが、なんといっても注目なのはデザイン。もはや楔(くさび)とでも表現したくなる薄い三角形シルエットや、いかにもな感じのリトラクタブルヘッドライト、外装のみならず内装にまで繰り返されるカクカクパキパキとしたディテールは、今見ても良く市販化されたなあと感心します。
それだけに、好き嫌いもはっきりしそうで、今回特集されていた80年代の象徴的モデルたちの中では、マニアのみぞ知るマイナーな1台と言えそう。
デザインを手掛けたのは社内デザイナーの碇 穹一(いかり きゅういち)氏でしたが、後に巨匠デザイナーのジウジアーロが手掛けた後継モデルの「アルシオーネ SVX」ともども、国産車の前衛(というより変態?)デザインコンテストで上位に食い込むのは間違いのないところではないでしょうか。ちなみにキャッチコピーは「4WDアヴァンギャルド」でありました。
【 スバル アルシオーネのその他の情報 】
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