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5月のマーケット概況、要注目ブランドは?

増税影響が残る一方でマーケット回復の予感も

■マイナス幅は1.2%まで減少。貨物車が増加傾向に

消費税増税の影響で前年比マイナスに一転した4月に続き、5月もその影響から抜けることはできなかったが減少幅は縮小。車種やモデルによる差異は見られるものの、意外と早く回復する可能性も見えてきた。その状況を日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表したデータから見ていこう。まず乗用車、貨物車、軽自動車も含めた総台数は前年同期比1.2%減の36万3363台と2カ月連続のマイナスとなる。増税による消費マインドの冷え込みが続いているようだが、マイナス幅は4月の5.5%減に比べてぐっと圧縮されており、6~7月のボーナス期に向けて需要が上向く予兆も見えてきた感じだ。

登録車は貨物車も含めて5.6%減ながら20万6906台と20万台を超え、減少幅は4月の2ケタ減から半減。3ナンバーの普通乗用車は12.2%減と2ケタ減から抜け出していないが、「ホンダ フィット」や「トヨタ ヴォクシー」、「トヨタ ノア」などが頑張った5ナンバーの小型乗用車は1.6%減と落ち込みは小さい。さらに貨物車は4.7%増と増加に転じており、復興事業を含む公共工事の増加などが需要を後押しした形だ。

そして軽自動車は5.3%増の15万6457台と4月に続いて増加傾向を保ち、需要全体の底上げに貢献。ただ、注文は増税前の3月に受けたが登録が4月、5月にズレこんだ「受注残」に支えられている面もあり、昨年の数字がよかった7月にはマイナスに転じる恐れも指摘されている。


■ホンダ、三菱が大幅増をキープ

乗用車(軽乗用車含む)のブランド別では、4月に続いて軽自動車をラインナップに持つメーカーが強みを見せている。トヨタは「プリウス」などの需要がやや戻ったものの昨年ほどの勢いはなく10.3%減となったが、スズキ、日産、三菱は軽自動車のニューモデル効果が続いて続伸。ホンダは軽自動車の勢いはやや衰えているものの、「フィット」や「ヴェゼル」の好調で大幅増をキープしている。ダイハツは「タント」は好調ながら「ミラ」や「ムーヴ」は前年同期比で大きく落ち込んでおり、全体でもマイナスが続いている。

軽自動車がOEM車種だけのマツダ、スバルはなかなか台数を伸ばせるモデルがなく、マツダは「アテンザ」が昨年のこの時期に販売が伸びたためにマイナスが際立ち、スバルも「レヴォーグ」発売前夜の買い控えが効いてしまっているものと思われる。この2社は海外販売が伸びて2013年3月期の業績は高水準だったが、増税後の国内マーケットでは苦戦を強いられている。


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