ミライースの乗り心地を支える4つの性能とはなにか。ライバル車との違いもチェック【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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第3のエコカーとして軽自動車市場に投入されたミライースは、初代モデルから6年が経過しモデルチェンジを果たしました。
競合車も多い軽自動車において低燃費・低価格が当たり前のように求められていますが、車を選ぶ上で乗り心地を重視する方もいるのではないでしょうか。
この記事では、モデルチェンジされたミライースの乗り心地を実際のユーザーの口コミを交えながらご紹介します。競合車との比較も行いますので、購入前の参考にしてください。
目次
2代目にモデルチェンジされたミライースは、乗り心地も改良されています。ミライースの乗り心地を左右する性能は4つです。先代モデルの良さを生かしつつ、新技術の搭載など乗り心地を改善させた新たな性能を解説します。
2代目となるミライースは、空気抵抗を低減するエクステリアデザインを採用しています。また、ボディの各部へ整流アイテムを設置することで、Cd値3%の空気抵抗低減を実現しました。
バックドアや燃料タンクなど鉄材を使用していた部位に樹脂パーツを採用し、軽量化が図られています。また、駆動部の摩擦(転がり抵抗)が低減され、スムーズな走行が可能です。
現行のミライースには、Dモノコックと呼ばれる軽量高剛性ボディを採用しています。Dモノコックは、従来のボディよりもサイドアウターパネルの板厚を増やし、さらにハイテン材を使用することで剛性アップを実現しました。
ミライースは、軽量ながら優れた衝突安全性能も持ち合わせています。フロントサイドメンバーが効率よく衝撃を吸収する構造とし、理想的な骨格構造の採用により万が一の事故の際にも命が守られる構造です。
Dモノコックを支える足回りは、市街地や高速道路走行時など走行状況に合わせた、上質でフラットな乗り心地を目指した改良が行われています。
市街地では取り回しのしやすいハンドリング、高速道路走行時は安定性を重視した設計です。
タイヤも2サイズ設定され、ベーシックモデルには13インチを採用しています。
上級グレードは14インチのタイヤを採用し、ブッシュの見直しや軽自動車初の技術を取り入れたショックアブソーバーなど、専用設計によりワンランク上の乗り心地を実現させました。
シートのポジショニングは新たに設計されました。ヒップポイントは先代モデルよりも下がり、頭上に余裕ができるだけでなく斜め上の視界も確保されています。
前後のシートの前後乗員間距離間隔は910mmと、先代モデルより20mm減りました。狭くなったように感じますが、ミライースの前後乗員間距離は大型セダンに引けを取らない数値です。
そのため、後部座席は足元の余裕も確保されており、大人でも快適に座れます。
音や振動を低減させ、車内の静粛性も向上している点も快適性アップのポイントです。ボディインナーパネルの穴を減らしたり、小型化させたりすることで音を遮断しノイズを低減しています。
初代モデルからさまざまな改良が施された現行のミライースですが、実際に乗られているユーザーの口コミから分かることもあるでしょう。
現行のミライースを所有するユーザーの口コミの中にはネガティブな印象の言葉もありますが、受け止め方の違いで高く評価する方もいます。みんカラに寄せられたレビューを見てみましょう。
前述したように先代モデルから80kgもの軽量化を行った結果が、走りに影響していることが口コミから分かります。
『乗り心地も良くて、馬力の割には必要充分な走りをします。予想以上に良いクルマです』
『エンジンはNAだから流行りのトールタイプの他の軽に比べると遅いんだろうけど、車重670kgの恩恵か想像していたよりは軽快に走ってくれますね♪自分にはこれで充分速いし満足です!』
これらのような、軽快な走りを評価する声が見られました。
静粛性については外部からの音が気になるとの口コミがあるものの、軽自動車レベルと評価する方もいました。
『普通車と比べると、ロードノイズやエンジン音は入ってきますが、極限までの軽量化を考えると頑張っていると思えます』
『静粛性・振動はやはり軽というレベルですが気になりません』
『エンジン回転数が低く保たれるので、エンジンノイズが静か。(車内の騒音はふつーの軽だけど、エンジンが静かなだけでも、気分的にはかなり楽)気が付いたら車速が伸びてる感じ』
実際にミライースに乗る方の口コミでは、運転の気持ち良さを感じさせる口コミもありました。
足回りの口コミは、硬い・軟らかすぎないなど幅広い意見がありました。
例えば『足が少し硬いのか、大きな段差を乗り越えるときに突き上げが少し気になります』や『段差などのショックが大きい。普通に流す分には最高』といった硬さを気にする方がいます。
その反面『足回りも柔らかすぎることもなく、静粛性も悪くないので、場合によっては1.2、3Lクラスのコンパクトカーとの比較対象になりうると感じました』と高く評価する方も見受けられました。
ここからはミライースと同じデザイン、同じ性能や乗り心地を持つOEM車について、口コミを交えながらご紹介します。ミライースのOEM車であるプレオプラスとピクシスエポックです。
好んでOEM車を選ぶ方もいるため、その理由についてもご紹介します。
ミライースのOEM車として販売されているのが、スバルのプレオプラスです。OEM車ですが、車の基本構造は同じであるため乗り心地に関する大きな違いはありません。
プレオプラスを購入する方の多くは、スバルにお世話になっている担当者がいる場合や、もう1台スバル車を所有している場合が挙げられます。
実際にプレオプラスを購入した方の口コミを見てみましょう。
『すべてコストダウンと軽量化によるものなので、いたしかたのないところ。足はやや硬めだが、不快と言うレベルではない。』『コストパフォーマンスが高く、三姉妹の中で六連星のエンブレムが付く「スバル」で販売されるこのクルマが大変気に入っています』『可もなく不可もなし、極めて普通っぽいです』など感じ方は人によってさまざまです。
ミライースのOEM車はもう1車種あり、3兄弟といわれています。トヨタから販売されているピクシスエポックがそのひとつです。
ピクシスエポックも同様、購入する方の多くはトヨタにお世話になっている担当者がいる場合や、もう1台トヨタ車を所有している場合が挙げられます。
実際にピクシスエポックを購入した方の口コミを見てみましょう。
『ダイハツミライースのOEMですが、トヨタ自動車のエンブレムがついているため、同じダイハツ車より高級に見える。』などトヨタブランドのロゴを好んで購入する方や『価格、乗り心地も軽自動車なら必要十分でチョイ乗りだけでなく長距離も問題無し』とおおむね満足している評価も見られました。
ミライースと比較されやすいライバル車にスズキ アルトが挙げられます。価格帯や車体サイズにどちらも大きな差はありません。どちらを購入するべきか悩んだ際に、乗り心地を重視する方もいるでしょう。
ミライースの最低地上高は2WDが155mm・4WDが160mm、対してアルトは2WD・4WDともに150mmです。ふらつきにくさの面では、低重心のアルトに軍配が上がります。
一方で、ミライースのタイヤは155/65R14と155/70R13の2種類、アルトは155/65R14のみの設定です。路面の凹凸による振動をタイヤのクッション性で和らげるといった面では、より扁平率の高いタイヤも選択肢に入るミライースの方が優れていると言えるでしょう。
ここからはミライースとアルトの新車価格・中古車相場を紹介します。アルトには、ハイブリッドモデルがラインナップしています。
ミライースは8つのグレードがありますが、最上級グレード「G “SA III”」の特別仕様モデルでも140万円に届きません。エントリーグレードであれば、4WDでも新車価格が100万円を下回るのもミライースの魅力です。中古車価格は、アルトよりも安い傾向があります。
新車価格 | 86万200円~137万2,800円 |
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中古車相場 | 29万8,000円~139万円 |
(2022年11月時点の情報です)
アルトはシンプルな4グレード構成ですが、ハイブリッド搭載モデルがあります。エントリーグレードは、ミライースよりも8万円ほど高いですが、ハイブリッドモデル最上級グレード「HYBRID X」も140万円を下回る価格です。中古車価格は、ミライースよりも高めの傾向があります。
新車価格 | 94万3,800円~137万9,400円 |
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中古車相場 | 82万9,000円~169万6,000円 |
(2022年11月時点の情報です)
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