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独メルセデス、GLCクーペのマイナーチェンジを本国で発表。内外装をアップデートしパワーユニット一新

独メルセデス・ベンツは現地時間3月20日、「GLCクーペ」のマイナーチェンジモデルを本国で発表した。

「Cクラス」ベースのクロスオーバーSUV「GLC」に、クーペライクなエクステリアを与えたGLCクーペは、2016年のニューヨーク国際オートショーで発表され、そのスタイリッシュなルックスで注目を集めた。翌年には国内にも導入され、SUVブームのなかで他とは異なる個性を求める層に人気となっている。

今回、デビューから3年というモデルライフ中盤で実施されたマイナーチェンジの内容は、先日のジュネーブショーで発表された改良版GLCと基本的に同様で、エクステリアのブラッシュアップとインテリアのアップデートのほか、パワーユニットが一新されている。

変更点を順に見ていくと、GLCクーペ最大の魅力である流麗なエクステリアの変化は、フロントグリル周りがなめらかなデザインに変更され、LEDヘッドライトが最新タイプになった程度で、大きくは変わっていない。ほかには、フロントエアダムの開口部が大型化したほか、リアエンドでは、LEDリアコンビネーションランプやディフューザーの形状などが改良を受けている。

一方のインテリアは長足の進化といってよい。メーター類はフードこそ従来型と同様だが、中身は12.3インチのLCDパネルに変更され、中央のタッチパネルも10.25インチに大型化された。さらにAIを使った音声認識システム「MBUX」の最新版が搭載され、ステアリングやセンターコンソールのコントローラーもタッチパッドに更新されている。これらにより、ドライバーはドライビングに集中したまま、音声や指先で各種装備をコントロールすることが可能になった。

ローンチに際して用意されるパワーユニットは、最高出力255hp、最大トルク370Nmを発揮する最新の2リッター直4ターボ。詳細な価格等は未定だが、本年後半の販売開始が予定されている。実車は4月17日に開幕する本年のニューヨークショーで初披露されるから、スタイリッシュなSUVを求める向きは要注目だ。

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