XVを買い替え目線で300km試乗。感じたスバルの真面目さゆえのジレンマ
掲載 更新 carview! 写真:編集部 4
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帰りの高速道路でトライしてみたのが、アイサイトのステレオカメラを使って、0~100km/hの範囲で先行車に追従し停止まで行う「全車速追従機能付クルーズコントロール(以下ACC)」と、ステアリング操作をアシストして車線中央付近を維持する「アクティブレーンキープ」です。アクティブレーンキープは、ACCがセットされている必要があり、作動する速度域は60km/h以上となります。
まず、ハンドル右側の操作ボタンで、ACCだけ設定してみます。ACCは買い替え時の必須機能なので気になります。ACCボタンを押し込んで、真ん中のSETスイッチをカチリと下げると前走車を認識。クルージング速度と車間を設定したら、アクセルから足を外します。ACCの加速時にエンジンがうならないよう調整するアクセル操作の熟練ぶりは、さすがアイサイトの歴史の積み重ねなのでしょうか。ブレーキのマナーも良かったですし、一度それなりの速度からの急制動もありましたが、上手に止まれました。
次にアクティブレーンキープですが、結論から言うと、個人的にはコーナーではちょっと物足りなさを感じてしまいました。道路状況など環境にもよるとは思いますが、曲がっている最中にはステアリングがちょこちょこと動いて落ち着きません。その都度Gが変化して、頭が動いてしまいます。これだと、後席のお子さんなどは酔ってしまうのではと心配です。しかし、あくまで自動運転ではなく、ステアリング操作のアシストですから、機能に頼りすぎることなく、自らのステアリング操作が主だということを肝に銘じる必要があるということを再認識できました。
最後に燃費についてですが、走行距離317.7kmで、給油量は26.5リッター。満タン法で計算すると、約12.0km/Lとなりました。JC08モードの16.0km/Lと比べると75.0%の実燃費ですが、順調に流れていた高速道路が2/3を占めていたことを考えると、悪くはないのですが、もう少し伸びてもよかったのではと、ちょっと微妙な気分になりました。ただ、レギュラーガソリンなのは、ありがたいですね。
というわけで、まとめとしては、スバル XVは4WDをはじめ実用性は高く、乗り心地にも満足できるものの、インテリアとエンジンには物足りなさを感じてしまったという結果でした。好意的な視点で見れば、とても実用的でしっかりしたコンパクトSUVであり、ちょっと視点を変えると、それが真面目すぎてつまらなく思えてしまうかもしれないという、なんだか結婚相手に求めるジレンマみたいなまとめになってしまいましたが、決定的なマイナスポイントはなかったので、今後も買い替え候補としてキープして、検討を進めたいと思います。いやぁ、クルマ選びって本当に難しいですね。
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