【コメント欄で激論】「燃費を気にしてるひとは買わない方がいい」「日本の道路は『NX』で十分」…「RX」オーナーレビュー記事が話題に

レクサス RX

日本の道路事情が生むギャップ

前出の業界関係者は、ボディサイズに関して次のように話します。

「ボディサイズに関するコメントが多いのは、日本の道路事情とのギャップが大きいことが理由のひとつとして挙げられます。

グローバルで展開されるRXの全幅1920mmというサイズは、日本の都市部では取り回しが難しく駐車スペースも限られます。

見た目の迫力や存在感が魅力である反面、よりコンパクトな『NX』のように扱いやすいモデルが身近にあることで、比較の対象となりやすいのです。

つまり、RXは走行性能や上質感、デザイン性といった“ゆとり”を重視する層には高く評価される一方で、日常の使いやすさを求めるユーザーには、大きさや燃費面で懸念が残るモデルといえます。

この価値観の違いこそが、賛否の分かれる意見を生む要因になっていると考えられます」

このように、RXは、日常的な実用性を追求するモデルではなく、ゆとりある空間や快適性、ラグジュアリー感を楽しむことを重視したSUVという立ち位置にあります。

そのため、燃料代などの維持費用を気にすることなく、居住性や上質な走行体験を重視する層に支持される1台と言えそうです。

（終わり）

（写真：レクサス、トヨタ）