ベントレーの今後を占う コンチネンタルGT登場
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
ベントレーのフラッグシップ「コンチネンタル GT」が8年ぶりにして初のフルモデルチェンジを受けた。2代目となる新型は基本的には先代からのキープコンセプトだが、快適性・実用性・パフォーマンスといった多角的な要素を進化させ、スポーティドライブから日常の足まで“使えるクルマ”に仕上げたという。
エンジンは先代と同じく6.0リッターW12ツインターボだが、15ps/52Nmアップの575ps/700Nmを発揮する。65kgという大幅なダイエットの成果もあって、0-100km/h加速はこれまでの4.8秒から0.2秒速い4.6秒に。最高速は変わらず318km/hをマークする。ちなみに日本ではインフラや排出ガス認証などの問題で通常のハイオクしか使用できないが、本国などではバイオエタノール混合燃料に対応している。トランスミッションは変速スピードを半減したというZF製の6速ATを組み合わせる。
駆動方式は4WDでこれも先代を継承するが、前後トルク配分は50:50からFR寄りの40:60へと変更し、アンダーステアの低減や立ち上がり加速の向上を狙っている。またトレッドの拡大により、高速安定性とコーナリング性能も向上。フロントがダブルウィッシュボーン、リアがトラペゾイダルマルチリンク式の足回りは、コンフォートからスポーツまで4段階に調整できるエアサスペンションが奢られる。
ボディラインは、1952年に登場したRタイプの曲線を踏襲。彫刻的かつ精密なラインは、最新のスーパーフォーミング技術(1枚のアルミプレートに圧力をかけて継ぎ目のないパネルを成形)によるもの。
フロントフェイスはノーズを下げ、ヘッドランプも先代より下に配置するなど全体的に低く構えた姿勢にし、さらにボディサイドのウエスト部分を高くしたことで、よりスポーティでダイナミックな印象を与える。リアでは全幅の拡大に併せ、テールランプやテールパイプが先代よりもさらに横長の楕円形になり、ワイド&ローな印象を強めた。
トランクリッドは伝統的な馬蹄形のU字型デザインを採用。アルミホイールは20インチが標準となる。
新デザインの軽量シートは、肩の部分は幅広、腰の部分は幅を狭めた“コブラデザイン”でホールド性をアップ。室内の80%を占めるレザーには、表皮の下にクッションレイヤーを入れるソフトタッチ構造を採用している。また、要望が多かったという小物入れをセンターコンソールとドアポケットに配した。
2010年、全世界での販売台数が前年比10%増と好調なベントレーだが、2011年はそれを上回る数を目指している。その期待を背負うのは、言うまでもなく基幹モデルの新型コンチネンタルGT。既に約30台の受注があり、6ヶ月分の生産枠が埋まっているなど、まずはスタートダッシュに成功しているようだ。デリバリーは6~7月に開始予定。また今年後半には、より高効率なV8エンジンの導入も予定されている。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
今季最終戦を前にKYOJO CUPシーズンエンドパーティーが開催。乾杯はミスター西山、TGR加地部長も挨拶
超斬新! 未来の「充電ステーション」のアーティスティックな造形にビックリ仰天!![復刻・2013年の話題]
夫の坪井翔もサポートし“同シーズン夫婦王者”を目指す斎藤愛未。ランク2位の翁長実希を襲うトラブル
メルセデスAMGの「ワンマン・ワンエンジン」の職人にインタビュー「世界中のオーナーからSNSを通じてメッセージが届きます」【みどり独乙通信】
ゴルフVIIよりも「上」? フルSKYACTIV搭載 マツダ3代目アクセラ 発売前試乗プレイバック【10年前の再録記事プレイバック】
WEC、ELMSで活躍する木村武史が2024年も盛大にクリスマスパーティを開催
高密度バッテリーで690km? 改良版 BMW iX 試作車へ試乗 マックス・モードも 実力更に上昇
知れば知るほど面白い 自動車メーカーのエンブレムの意味 54選 後編
知れば知るほど面白い 自動車メーカーのエンブレムの意味 54選 前編
20代現役デザイナーが選んだ「アルフェッタGT1.8」は伊藤忠モノ! 4~5年探してやっとの思いで購入したアルファ ロメオとは
基本メンテナンスで100年間! HEツーリッター・スポーツ(2) 1924年を感じさせない製造品質
ブガッティとベントレーの愛のない結婚? HEツーリッター・スポーツ(1) 100年前に5年保証!
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
【ライバルもビックリの強烈さ】スズキ新型「ソリオ」公開! 「フロンクス」のクールなカスタム仕様も【TAS25】
【無敵の布陣完成】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一部改良。廉価版・PHEV・最上級4人乗り一挙追加…510万円から
【2025年もシークレットあるかも?】スバルがオートサロン出展概要発表 新色のBRZなど展示
【まるでドラマ】鴻海をけん制し、株価をV字回復させ、日産とホンダの統合を進める経産省の凄腕ぶり
【究極系ノートオーラ】デザインも中身も本気な「オーテック・スポーツスペック」登場。NISMOとの違いは?
【色褪せない美しさ】レクサス「LC」改良。剛性アップで走りが深化、内装もゴージャスに…1405万円から
いつまで待たせる? レクサス「GX」北米25年仕様の登場で日本発売の期待高まる。気になる価格は?
トヨタ「ミライ」改良 黒のアクセントがキマってる10周年特別仕様車を新設定&グレード構成変更など
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!