マクラーレンP1 サーキットで走りを徹底テスト

極めて高い日常性も併せ持つ

プロジェクト・リーダーのポール・マッケンジー氏は、マクラーレンP1について次のように語っている「このクルマはニュルブルクリンクのノルドシュライフェ（北コース）を走るためだけに開発されたのではありません。そこへ向かう道も走れるように造ってあります。非現実的な直線でしか出せないような、400km/hを超えるブガッティの最高速度を破ることは考えませんでした。どちらにしろカーブに入ればP1が最速です。」

確かにP1は、スーパースポーツカーであるにもかかわらず、極めて高い日常性も併せ持っている。後方視界は良いとは言い難く、足回りは路面状況が直接お尻に感じられるほど硬い。しかし長距離をそれなりに快適に走れるクルマでもある。だがサーキットに舞台を移せば、常軌を逸したパフォーマンスを披露するのである。