SUVも4ドアも作らない…英マクラーレンはなぜランボやフェラーリとは違う道を行くのか?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:マクラーレン・オートモーティブ
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:マクラーレン・オートモーティブ
2019年5月15日、マクラーレンからニューモデルの「GT」が発表された。3本柱であるアルティメットシリーズ、スーパーシリーズ、スポーツシリーズのどれにも属さない独立モデルがマクラーレンファミリーに加わることは3月のジュネーブショーでも予告されていたが、こんなにも早いとは。
最近のマクラーレンの動きは活発で、今年だけでもアルティメットシリーズのセナに「セナGTR」が追加され、スポーツシリーズとして「600LTスパイダー」も加わった。昨年はスーパーシリーズに「720Sスパイダー」が、アルティメットシリーズとして10月に「スピードテール」も追加されている。
なぜ立て続けに出すのか? モデルラインアップやマクラーレンのブランド戦略について首脳陣に聞いた。
マクラーレンはモデル展開のカテゴリーを9つに分けている。まず、少量生産&超高額で革新的技術を注ぎ込んだアルティメットシリーズ。すでに完売してしまった「P1」がその中心だ。そして、マクラーレンの軽量&高性能を普段使いできるようにしたスーパーシリーズがあり、その中心は「720S」だ。さらに、マクラーレンの世界をもっとも身近にするモデルとしてスポーツシリーズがあり、その中心は「570S」だ(…と言っても乗り出し価格は3000万円に迫るが)。
このアルティメット・スーパー・スポーツのシリーズ展開はマクラーレン好きなら理解しているはずだが、その先がある。それぞれのシリーズにサーキット走行を強く意識したトラック系と、一般道を意識したグランドツーリング系(GT系)があり、3×3で9カテゴリーとなるのだ。
例えばアルティメットシリーズはP1がノーマル、トラック系が「セナ」で、GT系が「スピードテール」だ。スポーツシリーズは570Sがノーマルで、トラック系が「600LT」、GT系は「570GT」。今のところスーパーシリーズはノーマルの720Sのみだが、明言はしなかったものの今後の展開は想像がつく。9つに細分化された乗り味で、顧客のニーズに応えようとしているわけだ。
そしてこの9つのカテゴリーを基本に、各モデルにスパイダーが設定され、セナには「セナGTR」が追加された。しかし、今回発表されたマクラーレンGTは、これらに属さないモデルとして登場する。マクラーレンは2018年7月の段階で、25年までに18モデルを追加し、スポーツとスーパーシリーズは100%ハイブリッドになると発表しているが、これはその「トラック25」とばれる事業計画であり、その第1号がスピードテールから始まっているのだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
日本初の月面着陸&撮影に成功した変形型探査ロボ「SORA-Q」がトミカに! 着陸実証機とセットで受注販売
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】混雑を避けて移動したい! 道路別・渋滞予測まとめ
中国自動車業界における歴史的一歩! テインサスペンションの純正採用が実現
マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
過酷すぎる走行テストを経て「ディフェンダー・オクタ」7月3日発表へ!プレビューイベントも開催予定
新型「ミニ・エースマン」世界初公開! 第3の“新世代ミニ”は 全長4.1mの電動5ドア・クロスオーバーで登場
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
そろそろTシャツの季節! ホンダファンにはたまらん歴代シビックのイラストTシャツはいかが?
ガソリン代が高いからって寒いのをガマンしても得なし! クルマのエアコン「暖房オフ」は燃費にほぼ効果がなかった
使い勝手の良さを兼ね備えたアーバンSUV! ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ
国産車初の電動メタルトップは駄作? なんで窓枠が残るのよ! 世にも不思議な[ソアラエアロキャビン]は今が底値!
ヒョンデの高性能EV『アイオニック5N』が日本上陸! 特別仕様車の予約開始
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト