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【実走テスト】スマートフォンがカーナビに変身

リルート&自車位置精度もハンパない

目的地に到着してから、少し意地悪なテストをG氏にお願いした。それは丸ノ内のビル群の間を自由に走ってもらうことで、ナビクレイドル自体に内蔵されているGPSセンサーなどの性能を試そうというものである。まず目的地をお台場周辺に設定しルートを探索、本来であれば右折を指示しているのに対し、あえて「そこ左折してビルの間に入って」と指示する筆者、相当意地悪である(笑)。

まず驚いたのが、そのリルート性能である。元々カロッツェリアには案内中のルートから外れても自動で判断し新ルートを引き直す“インテリジェントリルート”という機能があるのだが、ルートを外れてからのリルートが早い。スマートフォンのカーナビアプリの場合、決まった道を案内する分には何とか実用にはなるが、このように突発的な状態になると「お手上げ」というものも少なくない。しかし『SPX-SC01』を装着したドライブネットはリルート後に引かれたルートも実に理にかなっている。

またルート案内中に次の案内地点が地図上に表示されるようにスケールを自動で拡大・縮小する“オートフリーズーム”も気に入った。この機能、読んで字のごとくなのだが、段階的に変化するスケールが非常にスムーズかつ自然。これならば曲がるタイミングを逸してしまうこともないだろう。もちろん音声案内も付いているので、より安心して走れることは言うまでもない。

リルートの性能に満足しつつ、RCZはビル群の中をひた走る。高層ビルが建て並ぶこのエリアは、GPS電波を受信するカーナビにとっては鬼門とも言える場所。しかし『SPX-SC01』はこんな悪条件にもへこたれない。最初に述べたようにスマートフォンに内蔵されているGPSユニットは受信場所や環境によって測位性能に大きな差が出るケースが多い。さらに言えばスマートフォンでカーナビアプリを使う場合、自車位置精度はGPSのみに頼るケースがほとんどである。つまりGPSの受信感度が低ければ使い物にならないわけだ。

『SPX-SC01』の凄いところは本体に専用の高感度GPSレシーバーと、ジャイロと加速度という2種類のセンサーを持つ“クリスタル3Dハイブリッドセンサー”を搭載している点。これらによりビル群でも自車位置をしっかり捕捉してくれた。そして極めつけは帰路に設定したお台場に戻る際、遠回りをして東京港トンネル内(約1.3km)を走行した際にもしっかり動作したことだ。後日スマートフォンのGPSのみでもテストしてみたが、こちらは残念ながら途中で“電波切れ”、つまり地図上で自車位置はフリーズしたままだった。

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