コンパクトカーの新基準 新型Bクラス日本上陸
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
2008年の初代デビューから6年振り、メルセデス・ベンツ Bクラスが初のフルモデルチェンジ! 発表会イベントの撮り下ろし写真と注目ポイントをレポートする。
新型Bクラスのボディサイズは全長×全幅×全高=4365mm×1785mm×1540mm、ホイールベース2700mm。先代から90mm長く、全高は65mm低い。新設計のプラットフォームは先代と同様にAクラスと共有するが、フロアを従来のサンドイッチ構造からモジュール構造へと変更した事で低床化を実現。ワイド&ローなスタイリングでCd値はクラストップの0.26をマークする。ちなみに全高1540mmとなった事で、一般的なタワーパーキングにも入る大きさとなった事もポイントの一つだ。
エクステリアはメルセデス最新のデザインキューが用いられ、スリーポインテッドスターを配したグリルは大型化、LEDポジショニングランプを装備する他、サイドはリアに向かって勢いよく跳ね上がる独自のキャラクターラインなどが特徴的。
一方のインテリアは、クラスレスな質感がポイントだ。立体的なトリムを配したダッシュボードには、SL AMGの流れを汲む丸型エアアウトレットを装備し、上質かつスポーティな印象。インパネ中央にはタブレット風の7インチ液晶モニターが配される(全車標準)。シートはサイドの張り出しを強めたスポーティなもので、グレードによってファブリック、ファブリック×レザーツインが選択可能。全グレードで設定できるエクスクルーシブパッケージ(受注生産)は本革シート仕様となる(※写真)。
リアシートは2:1の分割可倒式。ラゲッジフロアの高さを調整して積載容量を拡大できる「EASY-VARIO PLUS」もオプション設定される。
新型Bクラスもう一つのポイントは刷新されたパワートレーン。オールアルミニウム製の新開発1.6リッター直4ターボは、最高出力90kW(従来比+5kW)、最大トルク200Nm(従来比+45Nm)を発生。トランスミッションは7速DCTが組み合わされ、全車でアイドリングストップ機構が標準。燃費は全体で従来から19%向上して16.0km/L(JC08モード)となる。
コンパクトクラスでは世界初となるレーダー型衝突警告システム「CPA」を標準搭載する点も魅力。車両速度が30km/h以上で前車との車間距離が近すぎる場合に警告灯が点灯、衝突する可能性がある場合には警告灯と警告音で注意喚起をしたのち、警告後でもドライバーのブレーキ操作が得られない場合にはアダプティブブレーキアシストにより事故回避に必要な制動力を自動でかけるシステムも併せ持つ。
リアのマルチリンク式サスペンションも新設計。3本のコントロールアームと1本のトレーリングアームを備え、路面に対する車両姿勢を正しく保つ事で、走行安定性を向上。ダンパーは走行状況に応じてオイル流量を変化させるセレクティブダンピングシステムを採用しており、電動パワーステアリングとも相まって、スポーティ且つ安定した走りを実現しているという。
タイヤサイズはB 180 ブルーエフィシェンシーに205/55R 16、B180 ブルーエフィシェンシースポーツには225 45R 17が標準。
上位グレードのスポーツには、18インチホイールを含むナイトパッケージが設定される他、受注生産のエクスクルーシブパッケージ、コンフォートパッケージなども選択可。
新型Bクラスは「Play!」をコンセプトに、Bクラスを使った様々なライフスタイルの提案も行う。人気アクセサリのパッケージ化を実施する他、メンテナンスや自動車保険料をローンに組み込み、最長5年間の月額払いを可能にした新しい買い方を提案。これまでメルセデスにとっつきにくさを感じていた層に対しても、Bクラスの高い商品力と300万円を切る戦略的価格、買い求め安さをアピールしていくとした。
六本木のメルセデス・ベンツ コネクションで開催された発表会には、各種アクセサリを装着したモデルも登場。3月に開催された「六本木アートナイト」で注目を浴びたアーティスト坂巻善徳によるペインティングモデル(※写真黒ボディ)や、スペシャルラッピングモデル(※写真赤ボディ)等も展示され、Bクラスの新しい世界感を様々な演出で表現していた。
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