本日発表! 8年ぶりのFMCを受けた「ジャガーXF」に海外試乗
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
一夜明けた後、ターボチャージャー付き2L直4ガソリン・エンジンを積むモデルに乗り換えて、フランス国境方面を目指した。いかに、ターボによって過給されるとはいえ、わずか2.0Lの排気量から240ps/340Nmを絞り出すのでは非力に感じるかと想像していた。
しかしながら、鼻先が軽いぶん、軽快な走りを披露するのには驚かされた。高速道路やサーキットではV6モデルが圧倒的なパワフルさを発揮するが、ワインディング・ロードでの楽しさは2.0Lモデルに軍配があがると言っていい。
アクセル操作に対するトルクの出方も滑らかで、過日のターボ付きエンジンとは違って、低回転域から滑らかにパワーを発揮する。スポーティネスを重視しながらも、ジェントルで操りやすいのは、ジャガーのサルーンとして重視すべき点であり、新型「XF」の美点の一つである。
この2日間で500km以上ものマイレージを後にして、ジャガーというブランドの根底にはスポーツカー・メーカーとしての血筋が脈々と流れていると、身を持って知ることができた。たとえ、ラグジュアリー・サルーンであっても、その遺伝子は変わらずに受け継がれているのである。
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