サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > 編集記事 > 試乗記 > BMW 4シリーズクーペ 徹底試乗で見えた実力

ここから本文です

BMW 4シリーズクーペ 徹底試乗で見えた実力

最高に自由自在なハンドリング

街中に郊外路、高速道路、ワインディングと、多彩なステージでたっぷりと試乗し、乗り心地には概ね満足したものの、ハンドリングへの懸念は捨てきれなかった。公道で許される範囲のスピードでワインディングを飛ばすぐらいならば(それでも欧州では100km/hレベル)、まったく不満はない。ちゃんとダンパーがスポーツモードになっていれば、ステアリング操作に対するノーズの動きはじつにリニアで申し分ない。それでいてリアはどっしりと落ち着いていて安心感も高い。

ただこれが、本当の限界域でどうなるか。トレッドは3シリーズがフロント1520/リア1560mmなのに対して1545/1594mm(ともに7.5J×17ホイールの数値)とリアのほうが拡幅が大きく、なおかつタイヤもリアが太い。アンダーステア気味になってしまっても無理はないだろうと想像していたのだ。

だがその懸念は、エストリル・サーキットの試乗で見事に払拭された。ダンパーがスポーツモードになっていても、サーキットで乗るとまったく硬さを感じない。それどころか意外とロールが深いなと思ったほどだ。ロールが進行していくスピードは絶妙に制御されているので、コーナーへ向けてステアリングを切り込んでいくと上手くタイヤの能力を引き出しつつ素直にノーズがインへ向いていく。

その後にリアが粘りすぎてしまうんじゃないかというのが懸念だったが、ロールがかなり深くまで達すると粘るのをやめて、スルスルと気持ちよく旋回していくようになる。グリップ変化が穏やかなのでコントロール性は高く、前後バランスも絶妙。435iはパワフルなのでアクセルでさらに旋回させていくことも容易。これぞFRと言わんばかりの、最高に自由自在なハンドリングなのだ。19インチはバランスが悪いんじゃないかと疑ったことを反省。さすがはBMWが3シリーズ・クーペ以上の価値を提供するべく仕立てたモデルなのだった。

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

サイトトップへ

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

関連サービス

メールマガジン メールマガジン