ダイハツ コペンの乗り心地や走行性能は?グレード別の評価と口コミも紹介【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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ダイハツ コペンは、軽自動車の2シータースポーツカーです。そのコンパクトな姿からはかわいらしさも伝わってきますが、乗り心地・乗り味はどのようなものなのでしょうか。
ここでは、コペンの乗り心地や乗り味についてエンジンや走行性能、室内空間など、さまざまな視点から解説を行います。コペンについて理解を深めたい方はぜひご覧ください。
目次
見た目のかわいらしさとは裏腹に、高い走行性能を持つのがダイハツ コペンです。乗り心地や乗り味について知りたいという方もいることでしょう。ここでは、コペンが持つ特徴について解説します。
コペンは、ダイハツの2人乗りオープンスポーツ軽自動車です。初代は2002年に登場しました。その後2012年9月に販売終了されましたが、2014年6月に2代目として復活しています。
コペンのグレードは「 ローブ(Robe)」「セロ(Cero)」「エクスプレイ」「GR SPORT」の4種です。特にローブとセロは、ボディパーツの付け替えが可能というユニークなサービスも備わっています。
初代コペンのエンジンは、最大出力47kW(64PS)/6,000rpm、110N・m(11.2kg・m)/3,200rpmを発揮するJB型エンジンを搭載していました。2代目であるコペンのエンジンには、最大出力47kW(64PS)/6,400rpm、92N・m(kg・m)/3,200rpmを発揮するKF型エンジンが搭載されています。
比較すると最大トルクがスペックダウンしていますが、低排出ガス性能が高められている点からも納得の数値と言えるでしょう。
足回りは固く重心も低いため、コーナーでも安定感のあるドライブを楽しめます。ホイールベースが短いため小回りも利く一方で、路面の凹凸など違和感を感じやすい点はデメリットと言えるでしょう。
コペンのトランスミッションには、5速MTと7速スーパーアクティブシフト付CVTの2種類が用意されています。5速MTでは、ダブルコーンシンクロとケーブル式シフトを1速・2速に採用しており、シフトフィーリングの良さが魅力です。
CVTには「Dモード」「Sモード」「マニュアルシフト」という3種のモードがあり、自由に切り替えることができる点が特徴です。
マニュアルシフトは、制度の高い制御によりダイレクトかつクイックな変速味わえ、シフトダウン時にはスムーズな変速ができる「ブリッピング制御」も採用しています。
シームレスな加速ならDモード、スポーティな走りを楽しみたいならSモード、マニュアル感を楽しみたいならマニュアルシフトなど、気分に合わせてドライブを楽しめる点はコペンの魅力のひとつと言えるでしょう。
コペンには「STANDARD」「S」「GR」という3つのドライブイメージがあります。「STANDARD」はエントリーグレードのことで、「S」は「ローブ」「セロ」「エクスプレイ」に設定された上級グレードSです。
MOMO製本革巻きステアリングホイールやビルシュタイン製ショックアブソーバー、RECARO製のスウェード調シートなど、より上質さにこだわって仕上げられています。
GRは、他のグレードよりもドライブを楽しみたい方向けに作られたモデルです。専用の剛性アップパーツを元にボディ補強が施され、走行性能や乗り心地の良さが注目されています。
「D-Frame」とは、ダイハツが新たな概念を取り入れた骨格構造を指します。その概念は、ボディと外板を合わせることで剛性を確保していたこれまでのモノコック構造を廃止して、骨格のみで剛性を確保するというものでした。
ボディにはさまざまなチューニングが施され、安定した操縦と乗り心地を実現しています。
外板パーツはボルト装着されるため、購入後でのデザイン変更ができる点も魅力のひとつと言えるでしょう。室内に設置された加飾パネルやオーディオクラスターもデザイン変更できます。

コペンの室内空間は、室内長910mm×室内幅1,250mm×室内高1,040mmとお世辞にも広いとは言えません。しかし、ルーフオープン時は窮屈さを感じることなく爽快さを味わえます。
ここでは、電動開閉式ルーフと荷室の広さについて解説しますので、快適さに不安がある方はぜひ参考にしてください。
コペンには、アクティブトップという電動開閉式ルーフが全車に備わっています。スイッチを押せば約20秒でフルオープンするため、気軽に操作できる点も特徴のひとつです。
運転席正面に備え付けられた3眼メーターは自発光式で、エンジンが始動した際指針がスイングします。この機能が、走りへの期待をさらに高めてくれるでしょう。
電子カードキーがあれば、各席のスイッチを押すだけで施錠や開錠が可能です。GRに専用装備として備え付けられている、ピアノブラック調に加飾されたドアグリップも、インテリアの上質さを演出してくれます。
コペンはオープンカーであるため、ルーフオープン時とルーフクローズ時で荷室の広さは大きく異なります。
ルーフオープン時ではさほどスペースはありません。ただし、ルーフクローズ時はちょっとした荷物を収納する分のスペースが生まれます。
2シーターのオープンカーとしては、その空間は非常に貴重なスペースです。トランクフードはイージークローザー機能により、軽く押す程度できちんと閉まります。

コペンにはオープン専用のエアコン機能はありませんが、全車にシートヒーターが搭載されているため、足元が冷えることはありません。
そこで気になるのがグレードごとのシート素材です。それぞれ仕様が異なるため、グレード別に乗り心地を知りたい方はぜひご覧ください。
ローブのシート素材は、フルファブリックです。標準カラーはベージュで、メーカーオプションにてブラックやレッドも選択できます。カラーフォーメーションtypeAの標準カラーはレッドです。
Sグレードではスエード調のレカロシートが採用されています。標準カラーやメーカーオプションは通常グレードと同様です。
ファブリックは汚れが付きにくく、サラっとした手触りです。レカロシートは両脇をホールドしてくれるため、ドライブ中の安定感を得られます。
セロに採用されているシート素材は、フルファブリックです。標準カラーはベージュで、メーカーオプションにてブラックやレッドも選択できます。
Sグレードのシートは、スエード調のレカロシートです。標準カラーは、ベージュが採用されていますが、ブラックやレッドも選択できます。
シート素材についてはローブと同等です。
エクスプレイのシート素材は、フルファブリックです。標準カラーはブラックで、メーカーオプションにてベージュやレッドも選択できます。
Sグレードのシートはスエード調レカロシートです。こちらもメーカーオプションにてベージュやレッドを選択できます。
レカロシートの適度な固さは、体をホールドしてくれるだけでなく疲労感の軽減もしてくれる点が特徴です。
GR SPORTのシート素材は、スエード調レカロシートです。他グレードでもレカロシートは採用されていますが、GR SPORTにはGR SPORT専用のシートが用意されています。
カラーはブラックで、GR刺繍ロゴが描かれている点がこのシートの特徴です。レカロシートの特性上、体は面で支えられます。局部へのストレスを減らして同じ姿勢を維持しやすくしてくれる点は、人間工学を元に設計されたレカロシートの特徴のひとつです。

コペンは、軽2シーターという設計から十分な収納スペースの確保が難しいと言えます。日常使いはできないのではないかと心配される方もいるでしょう。
しかし、コペンは趣味や旅行の荷物を載せる程度のトランクを備えており、運転席周辺の小物置きにも困らないよう配慮されています。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
コペンのカップホルダーは、センターに置かれたコンソールボックスにあります。コンソールボックス自体にはキーロックも付いているため、プライベートな品をしまう場所としても活用可能です。
コンソール上部にはくぼみがあるため、そのくぼみにスマートフォンを置くこともできます。
この他にも、ティッシュボックスを収納できるキーロック付きグローブボックスなど、セキュリティ面にも配慮した収納が多数用意されている点が特徴です。
コペンの収納スペースとしては、この他にもポケットが複数設置されています。ひとつ目は、メッシュタイプのドアポケットです。
ドアポケットは運転席・助手席どちらにも設置され、ファイルや地図などを挟めておけます。空間にも少し余裕があるため、厚めのファイルでも問題ありません。
また、席の後ろにはメッシュタイプのバックパネルポケットも用意されています。ここにも本やファイルなどを置くことが可能です。このように、コペンでは室内のさまざまな箇所に収納スペースが作られています。
コペンは、ルーフクローズ時であれば、旅行で使用するような大き目の鞄やゴルフバッグなどを収納する余裕があります。オープンカーは必然的にトランクスペースが小さめなので、この点はコペンの魅力のひとつです。
ただし、ルーフオープン時はルーフをトランクに収納することになります。その分トランクの空間も狭まってしまうため、この点には考慮が必要です。ただし、ルーフオープン時でもハンドバッグ程度なら収納できます。

コペンの各グレードがどのような方におすすめなのか、中古車相場と乗り心地の評価を合わせて解説します。
とくに口コミはこれからコペンの購入を予定している方にとって重要な情報となるため、ぜひ参考にしてください。
ローブS(CVT)の新車価格は、209万2,200円です。2022年11月時点の中古車相場は81.7万円~399.9万円となっています。carview!に寄せられたローブSのレビューの一部を見てみましょう。
『車を趣味として所有し楽しむ目的ならばこれ以上安価に気を使うことなく楽しめる車はありません』
『乗っていて、とにかく楽しい!』
『直進性、カーブの切れ味は軽とは思えない完成度です。』
このように、ドライブを楽しんでいる様子が伝わってくるレビューが多数記載されています。
セロS(MT)の新車価格は、216万9,200円です。2022年11月時点の中古車相場は81.7万円~399.9万円となっています。carview!に寄せられたセロSのレビューの一部を見てみましょう。
『最高のオープンカー』
『色んな要素が必要十分に備わっています。』
『ルーフオープンでワインディングに突っ込んでいくのは爽快の一言に尽きます。』
『9インチのゴルフバックが積める。これ以上求めるのは酷。』
『巡行時の回転数が予想以上に低い。燃費も良好。』
このように、軽の2シーターオープンカーという限定された条件の中で、収納面や燃費の妥当性に満足する声が挙がっています。
エクスプレイS(CVT)の新車価格は、209万2,200円です。2022年11月時点の中古車相場は81.7万円~399.9万円となっています。carview!に寄せられたエクスプレイSのレビューの一部を見てみましょう。
『ホイール、ヘッド、テールライトのデザインは気に入ってます。』
『日常の買い物、旅行とかも可能ですね。』
『思ったよりはトランクに物が収納できるので意外と普段使いもできる』
『思い通りの操縦性、包まれた様な室内。最高な相棒です。』
『悪路では最悪だけど、そんな道でもコースを細かく調整して走り抜けると気持ちよく感じます。』
このように、ドライブだけでなく買い物など日常生活でもエクスプレイSを楽しんでいる声が挙がっています。
GRスポーツ(MT)の新車価格は、243万7,200円です。2022年11月時点の中古車相場は81.7万円~399.9万円となっています。carview!に寄せられたGRスポーツのレビューの一部を見てみましょう。
『小さくてもめちゃくちゃ楽しくて笑顔にさせてくれる存在です!』
『不満な点なし!惚れたら全てを許す』
『細かな揺れはあるものの標準車やSシリーズよりも柔らかめの足回りなので、比較的良好です』
『ラゲッジはオープンにしなければ、取り敢えず必要な物は積めます』
このように、他グレードとは異なるかたちで足回りのチューニングやボディ剛性が行われたGRスポーツの走りを楽しんでいる声が挙がっています。
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