ハッチバック4割超 プリウス効果続く【ボディタイプ別売れ筋・4月】
掲載 更新 carview!
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4月の軽乗用車販売は全体で8万4689台となり、国産乗用車全体に占める割合は33.4%と前の月に比べて4.1ポイント減少した。これは三菱自動車の燃費不正問題で前月に3位だった「日産 デイズ」をはじめとする、日産自動車と三菱自動車の軽乗用車の生産が一時停止したためで、過去1年で2番目に低い水準となった。
首位は「ホンダN-BOX」で前月比54%減の1万1691台、2位の「ダイハツ タント」は前月比49%減の1万0996台を販売した。デイズの需要が他モデルに流れた可能性も考えられたが、上位モデルの販売状況からは目立った変動は見られない。軽需要は全体が前月比で54%縮小したが、1位と2位のモデルもだいたい同じように下降線をたどっている。
一方、4月はスズキ車のがんばりが目立った。先月4位だった「アルト」が3位に入ったのはデイズの戦線離脱のためだが、それ以外にも「スペーシア」が11位から4位に、「ハスラー」は8位から5位へと順位を上げている。
また軽メーカーのシェアを3月と4月で比較すると、ダイハツは3月の30.6%から32.4%に1.8ポイント増、ホンダは3月と4月は22.8%で横ばいだったのに対し、スズキは3月の26.2%から4月の34.9%へと8.7ポイントも増加している。こう見ると、日産・三菱が販売台数を減らした恩恵をもっとも享受したのはスズキのようだ。一方で、そのスズキも燃費の計測方法が一部適切ではなかったことを明らかにした。波乱の軽市場は今後どんな展開を見せるのか。まずは5月の販売データを待ちたい。

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