スズキの世界戦略車、第4弾スプラッシュ誕生!
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
2006年パリサロンで登場した「プロジェクト・スプラッシュ」に端を発した「スプラッシュ」は、翌07年のフランクフルトで市販車版が登場。スイフト、エスクード、SX4に次ぐスズキの世界戦略車第4弾として、今年3月に欧州デビューを飾っている。
このスプラッシュは、スズキとOEM供給するオペル社との共同開発から生まれたもので、生産拠点はハンガリーのマジャールスズキ。同社ブランド初の“逆輸入車”として日本に導入される事になる。ちなみにオペル版の車名は「アギラ」。
プラットフォームはスイフトをベースに開発。欧州仕込みのデザイン、キビキビした走り、高いパッケージング力を武器にコンパクトカー市場獲得を狙う。欧州Aセグメントに属するボディサイズは全長×全幅×全高=3715(-40)mm×1680(-10)mm×1590(+80)mm、ホールベース=2360(-30)mmと、スイフトより一回り小さいが、頭上空間にゆとりを持たせたトールボーイタイプで、高めのヒップポイントで視認性の高さや運転のしやすさもアピールする。※()内値はスイフト比較値。
スズキ・オペル両サイドのデザイナーによる内外装も特徴的。また、3パターンの内装色はボディカラーに応じてコーディネートされ、ダッシュボードの加飾パネルとシートの色味がターコイズ、黒、青に変化。大型スピードメーターをセンターに配置するなど、従来のスズキ車には無かった演出に注目だ。
エンジンは可変バルブタイミング機構付きの1.2リッターNA [65kw(88ps)/5600rpm、117Nm(11.9kg-m)/4400rpm]の1機種で、レギュラー仕様。スイフトで採用するCVTと組み合わせて、10.15モード燃費は18.6km/リッター。駆動方式はFFのみ。6エアバッグやリア全席にもヘッドレスト付&3点式シートベルトを標準装備するなど、国産コンパクトの基準を上回る安全装備を標準装備する。足周りは前:マクファーソンストラット、後:トーションビーム。専用開発のコンチネンタル社製タイヤ、185/60R15を履く。
外装色にはメタリックがターコイズ、ブラックパール、グリーン系、ブルー系の4色。ソリッドが赤、白の2色。ワングレード展開で価格は123万9000円。
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