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Sクラス・クーペ発表 サルーンからさらに進化

Sクラス・クーペ発表 サルーンからさらに進化

■マジック・ボディ・コントロールに新機能を追加 [4/6]

パワーユニットは、S500クーペが搭載する最高出力335kW(455ps)、最大トルク700Nmの4.7リッターV8ツインターボが明らかになっているが、5.5リッターV8ツインターボを積むS63AMGクーペも設定される。駆動方式は後輪駆動と電子制御フルタイム4WDの4MATICが用意される。エグゾースト・システムには、走行モードによりモードエンジン回転数に応じて開閉する電子制御フラップが2枚備わり、スポーティなサウンドが楽しめるようになっている。

気になる走りは、先に登場したサルーンからさらに進化を遂げている。新しいSクラス・クーペは、サルーンと同様にステレオカメラで前方の路面状況を認識し、4輪のショックアブソーバーの減衰力を最適に制御するマジック・ボディ・コントロールを採用しているのだが、これにオプションでカーブ・チルティング機能が追加されたのである。

この機能は、30~180km/hで走行中にカーブにさしかかると、まるでバイクのようにカーブの内側に向かって車体を傾けることで、深いコーナーでも乗員にかかる横方向の加速度を低減し、着座姿勢を安定させることで快適性を高めるものである。またこの機能はABC(アクティブ・ボディ・コントロール)の1モードとしてアクティブにすることができ、特にカントリー・ロードにおける走りの楽しさを高めてくれる。

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