Sクラス・クーペ発表 サルーンからさらに進化

Sクラス・クーペ発表　サルーンからさらに進化

■まさに完璧なプロポーション　[2/6]

全長5027mm、全幅1899mm、全高1411mm、ホイールベース2945mmと堂々としたサイズのこの4座クーペは、「モダン・ラグジュアリーの表現としての官能的な清らかさ」にフォーカスしてデザインされた。ロング・ボンネット、パワードーム、高いベルトライン、低いグリーンハウス、18～20 インチの大径タイヤが収まる力強いホイールアーチ、ワイド感のあるリア周りを持つエクステリアは、リアに向かって落ち込む「ドロッピング・ライン」と相まって、エモーショナルな後輪駆動モデルの佇まいと、まさに完璧なプロポーションを呈している。

メルセデスのデザインを統括するゴーデン・ヴァーゲナー氏は、「ニューSクラス・クーペは、かつて無いゴージャスなクーペです。先代から根本的に美しさという点で発展した。官能的で流れるようなシルエットは、革新的なデザイン・ランゲージと相まって、完璧なフォルムとメルセデスのクオリティを備えた官能的な清らかさの哲学を表現している。」とコメントした。

エクステリアはまた、ハイテク感や現代性、アバンギャルドさも持ち合わせている。例えばフロントグリルやサイドウインドーフレームは立体的なデザインで、エモーショナルなキャラクターの演出に一役買っている。またフルLEDヘッドランプは標準装備だ。このヘッドランプには、オプションで左右各47個のスワロフスキー・クリスタルを奢ることができるのも注目である。その内訳は、17個がデイタイム・ランニング・ライト、30個がウインカーにあしらわれる、というものだ。