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ビギナードライバーにおすすめの超絶ネガティブシンキングに基づく安全運転術

ビギナードライバーにおすすめの超絶ネガティブシンキングに基づく安全運転術

イラスト:いらすとや

事故を誘発する「怒り」も抑えられるが注意点もあり

そしてここが大切なところなのだが、このネガネガ思考を採用していれば「腹も立たない」のである。

交通事故というのは主に不注意から起こることが多いと思われるが、わたくしの調べによれば「怒り」も、事故の発生確率を著しく上げている。

周囲のドライバーの行為に対していちいちカッときて平常心を失ったり、さらにはそこから「煽る」などの無意味な反撃行動に出ることで、自らどツボへとハマっていくのだ。

しかしあいにく(運転中の)わたくしは超絶ネガティブ野郎なので、何をどうされたところで怒りの感情は湧かない。「あーはいはい。どうせ世の中クレイジーだらけだから、そんなモンですよね。ご苦労さま、そしてさようなら」

無茶な割り込みをされようが、前が詰まってるっちゅうのに後ろのアホから煽られようが、横丁からチャリンコの高校生が飛び出してこようが、わけわからんドライバーが違法路駐で道をふさいでいようが、すべて「あーはいはい。知ってました」で以上終了だ。それにより淡々とした、注意深きドライビングが続行されるのである。

これが、わたしから若人諸君に伝えたい「真の安全運転術」だ。

無論、総合的な安全運転術を完成させるには、実技面における修練も重要であることは言うまでもない。しかしこのネガティブマインド、つまり「自分以外は全員クレイジー!」という精神を根底に置かない限り、すべての技術的修練は無意味なものとなるだろう。

ただし注意点は、「車から降りたら、この手法はいったんすべて忘れなければいけない」ということだ。つまり、ひとたびハンドルから手を離したならば、超絶ネガティブマンあるいはウーマンであることをやめ、元通りの快活な貴殿に戻らねばならない。

わたしは以前それをうっかり忘れ、友人を3人失いましたから。

(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
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伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。

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