中古車のナンバー取得日数はどれくらい?交換が必要なケースや手続き方法も解説【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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中古車を購入するとき、新車購入時と同様に自分でナンバープレートを決めたいと考える方も多いでしょう。しかし、新車の場合と違って、中古車のナンバープレート取得の手続き方法や取得日数についてあまりよく知らないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、中古車のナンバープレートの取得にかかる日数をはじめ、手続きの方法やプレートの色の違い、分類番号などを解説します。中古車購入の際に、希望ナンバーにしたかったり、ご当地ナンバーにしたかったりする方もいるでしょう。ぜひ、それらの際の参考にしてください。
目次

ナンバープレートを変更する場合、取得日数はどのくらいになるのでしょうか。ナンバープレートの種類や希望する番号などによっても、必要日数は変わってきます。ここでは、いくつかの場合に分けて、取得にかかる日数を紹介します。
ナンバープレートの交付は、ランダムで割り振られる通常のものなら繁忙期でない限り当日中に発行されます。しかし希望のナンバーにしたい場合は、申請してから製作されるため交付に時間がかかります。
ペイント式のもので4営業日程度、車のライトを点けると番号が点灯する字光式のもので5営業日程度が目安です。日数にするとおおよそ4~8日程度は必要なので、余裕をもって申請しましょう。
全く同じナンバープレートを何台分も使用することはできないので、ゾロ目や縁起の良い数字など人気の高いナンバーは抽選が必要です。1や777、8888など抽選対象希望番号に該当するものは、毎週月曜日に抽選が行われています。結果が分かり次第手続きと交付が行われるため、取得にはより長い日数が必要です。
抽選の結果落選になった場合でも、同じ内容で再度申し込めます。再度結果待ちのために日数がかかり、その後の手続きでも同じく日数がかかることを念頭に置いておきましょう。
ナンバープレートの申請は、オンラインサービスからでも手続きできます。24時間365日どこからでも申請が可能なので、なかなか時間が取れないという方におすすめです。
申し込み完了後、入金確認ができ次第ナンバープレートが製作され、ペイント式で4営業日程度、字光式だと5営業日程度で受け取りができます。ナンバープレートの登録や受け取りは、直接運輸(支)局や希望番号予約センター窓口で行う必要がある点を忘れないようにしましょう。

自分の好きな番号にしたいという理由以外でも、いくつかナンバープレートの交換が必要になる場合があります。中古車を購入する場合、自分の住んでいる地域外から購入することもあるでしょう。この場合、管轄している運輸(支)局が異なるので、購入時にナンバープレートの変更が必要かどうかを確認しておくことをおすすめします。このように、ナンバープレート交換が必要となるケースについて、ここからは見ていきましょう。
中古車を購入した際、その車と現在住んでいる地域の運輸(支)局の管轄が異なる場合があります。この基準は都道府県ごとではありません。たとえば、購入した車も住んでいる地域も東京都内だったとしても、区によっては管轄が異なる場合があります。管轄が異なる場合、ナンバープレートの変更が必要です。
中古車を購入した際は、国土交通省の公式サイトで運輸(支)局の管轄が一致しているかどうか確認しておきましょう。
中古車は、車検が切れていたり前オーナーがナンバープレートを返却していたりして、ナンバープレートが付いていない状態で販売されている場合があります。ナンバープレートのない状態で公道を走ることは法律違反となり罰則の対象です。もしナンバープレートのない中古車を購入した場合は、速やかに新規登録しましょう。
購入した中古車にナンバープレートが付いており、管轄も同じである場合ナンバープレートの変更は不要です。ナンバープレートにもこだわりたいという方は、希望のものに変更しても問題はありません。
手続きや必要書類は、他に中古車を購入した場合と同様です。手間をかけても好きな数字や絵柄に交換したいという方は、手続き方法も併せてチェックしましょう。

ナンバープレートを交換するとなった場合は、いくつか手続きが必要になります。必要書類も複数あるので、事前に用意して手続きが素早く終えられるようにしましょう。ここでは、自分で手続きする場合に加え、代行依頼をする際に必要な書類について解説します。
中古車の購入に伴いナンバープレートを交換する場合、必要となるのは以下の書類です。
<事前に用意するもの>
・自動車検査証(車検証)
・印鑑
・住民票の写し
・車庫証明書
<当日窓口で入手・記入するもの>
・申請用紙
・手数料納付書
・自動車税(環境性能割・種別割)申告書
<その他場合によって必要なもの>
・委任状:所有者本人以外が申請を行う場合
・理由書:元のナンバープレートを紛失、または盗難に遭ったなどで返納できない場合
・予約済証:希望ナンバーや図柄入りナンバープレートの申込をした場合
・字光式番号交付願:字光式のナンバープレートを希望する場合
希望のナンバーに変えたいけれど手続きの手間を省きたいという方は、中古車販売業者や代行業者に依頼することも可能です。代行業者に依頼する際は委任状が必要ですが、委任状は業者側が用意してくれるので、指示に従って内容を記入すれば問題ありません。手続き当日、他の書類と併せて持参するのを忘れないようにしてください。
また代行を業者に依頼する場合、代行手数料がかかります。業者により異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
ナンバープレートの変更の流れは以下の通りです。
1.必要書類の準備
必要書類を用意します。不備や漏れのないよう確認しておくことも大切です。
2.必要書類の提出・車検証交付
運輸(支)局の窓口に必要書類を提出し、問題がなければ新しい車検証の交付を受けましょう。
3.自動車税事務所にて申告
隣接する自動車税事務所で、自動車取得税申告書と車検証を提出し変更の申告をしてください。
4.ナンバープレートの返納
新しいナンバープレートに変更するため、元のナンバープレートは取り外し返納します。
5.新しいナンバープレートの交付・取付け・封印
交付窓口にて新しいナンバープレートを受け取り(購入し)ます。普通自動車の場合後ろのナンバープレートは封印が必要なため、取付け用ボルトと封印の台座も一緒に受け取りナンバープレートを取り付けましょう。
街中を走る車をみていると、さまざまな色のナンバープレートを見かけるでしょう。ナンバープレートの色にもそれぞれ意味があります。
基本的に家庭で利用するナンバープレートの色は、自家用普通自動車の白か軽自動車の黄色です。事業用車や貨物車になると緑、軽自動車は黒と自家用車と色が変わります。あまり見かけないですが、赤い斜線の入っているナンバープレートは仮ナンバーと呼ばれるものです。また、外務省が交付している外交団用ナンバープレートは青色とされています。
このようにナンバープレートは、一目でその車がどのような目的で利用されているか分かるように工夫されているのが特徴です。
ナンバープレートにはいくつか文字や数字が載っていますが、「地名」の隣にある数字のことを「分類番号」と言い、その車の「用途」や「種類」を表しています。その中からいくつかの代表的なナンバーについて、何を表しているのか解説します。
<1ナンバー>
1ナンバーは、貨物輸送に使用される普通自動車などのことを指します。分かりやすい例を挙げると、配送用のトラックなどです。貨物関係の車の中で1ナンバーを見かけることは多いでしょう。
<3ナンバー>
3ナンバーは普通乗用自動車を指し、多くの車種に使用されています。バスなど10人以上が定員のものは2ナンバーに分類されるため、通常自家用車として使用されるものはほとんどが3ナンバーです。サイズ感でいうと自家用車の中でも大きめの車両が多く分類されています。
<4ナンバー>
4ナンバーは、貨物輸送に使用される小型貨物車に付けるナンバーです。1ナンバーを付ける基準に満たない、軽トラックなどの小さめの車両に使用されます。サイズや排気量は5ナンバーと同じ基準です。
<5ナンバー>
5ナンバーは小型自動車に使用するナンバーです。コンパクトカーやミニバンをはじめ、小型ワゴンや小型SUVなど、ほとんどが3ナンバーよりも小さめの自家用車に使用されています。3ナンバーと5ナンバーが混在するものもありますが、これは車種によって異なるグレードに関連していることが理由です。
ナンバーの分類番号は、車種ではなく、それぞれの車両が分類番号の基準に合致しているかどうかで判別されます。

最近はナンバープレートの種類も多く、街中を走る自動車で珍しいデザインのナンバーを見かける機会も増えたのではないでしょうか。ご当地ナンバーをはじめ、図柄入りなどデザイン性のあるものも増えてきています。
ここでは、近年登場したナンバープレートについて紹介します。気になるものがあればナンバープレートを交換する際の参考にしてください。
関東にお住まいの方は、アルファベットを含んだ分類番号を見たことがある方も多いのではないでしょうか。もともとは3桁の数字のみ使用されてきましたが、近年では分類番号の3桁のうち下2桁にローマ字を表記できるようになりました。
これは2017年1月に国土交通省が施行し、実際に2018年1月から使用されています。希望番号が普及したことにより、人気のナンバーは分類番号の組み合わせに余裕がなくなり、その解決策として導入されました。
以前は運輸(支)局か自動車検査登録事務所がある場所しか、ナンバーの地名にすることは不可能でした。しかし2006年10月10日以降、独自の地名でもナンバーを発行可能になりました。なぜこのような制度が導入されたかというと、自治体から「ナンバープレートに地域名が載れば、走る広告塔として地域の魅力の発信ができるのではないか」という声が上がったためです。
2018年10月からは、地方の特色を表現した図柄入りナンバープレートの交付も開始しています。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を記念して、オリンピックデザインの特別仕様ナンバープレートも期間限定で交付されていました。(2021年9月30日に申込みは終了しています。)
申込む際に寄せられた寄付金は大会開催に活用され、盛り上げの一端を担いました。取り付けた特別仕様のナンバープレートは、使用終了後に不正使用防止のための穴を開けるのであれば、記念に保管しておくことも可能です。実際に「記念に保管したい」という理由で、標準ナンバーに戻した方も少なくありません。
軽自動車を利用している方の中には、黄色のナンバープレートを避けたいという方もいるでしょう。できれば白ナンバーを使用したいという方には、図柄入りナンバープレートの使用をおすすめします。図柄入りであれば、軽自動車でも白地デザインのものを使用できます。
軽自動車に初めて白いナンバープレートが付けられたのは、2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップ記念の特別仕様ナンバープレートです。それ以降、軽自動車でも白ナンバーを付けている車を多く見かけるようになってきています。

ナンバープレートの取得日数は、ナンバープレートの種類や希望する番号などによって、必要な日数が変わります。希望のナンバーにするためには、おおよそ4~8日程度かかるため余裕を持って申請しましょう。
近年では、さらにナンバープレートの種類は増えてきており、選ぶ楽しさも味わえるようになっています。こだわりのナンバープレートを使用することで、より愛車への愛着が湧くのではないでしょうか。これは新車に限った話ではなく、中古車でも体験することが可能です。中古車は自分で選べるポイントが少ないと感じる方は、ナンバープレートで個性を出してみるのもおすすめです。
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