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美しく、より速く…新型ジャガーXKシリーズ

時代を超えた普遍性

新型XKのグレードは、スタンダードモデルの「XK」と豪華装備の「XK PORTFOLIO」、それとハイパフォーマンスモデルの「XKR」となる。そして各グレードにクーペとコンバーチブルを用意する。で、日本仕様はまずPORTFOLIOとXKRが投入される。スタンダードモデルは遅れて販売される予定だ。

エクステリアの変更点は、新設計のフロントバンパーやリアのLEDランプ、それとサイドベントがボディ同色になったことが挙げられる。一言で表すなら、よりマッチョになった。そしてインテリアでは、XFで採用されたダイヤル式シフトセレクターが導入される。これにより見た目がグッとモダンになったといえよう。ここではライバルとは一線を画すジャガーオリジナルの進化が見受けられる。

そんな新型XKだが、まずドライバーズシートに座って驚いた。というのも、試乗会場まで乗っていった愛車の「XJS」とポジションが実によく似ている。投げ出した足の位置やステアリングコラムの角度などはほぼ同じといっていいだろう。もっといえば、そのポジションから見える景色も類似する。視界に入るボンネットの形状が時代を超えてそこに存在したのだ。

これこそ、“ジャガーネス”といっていいだろう。現行XKはアストンマーティンを手掛けたイアン・カラム氏の手による作品だけに、当初はその類似性が指摘されたが、じつは彼は相当ジャガーを研究していたのである。

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